ふいに謝られると

悲しくなる

私はかわいそうなんだ


かわいそうなんて

なんとも思ってなかったのに

あらためて謝られると


謝罪は柔らかな拒絶


心が

泣いちゃう

傷ついて痛い


なんのことか分からないまま

その事には触れないでいる


言葉は時に正直すぎる


どうしても伝えたいことしか

言葉にしないけど


たくさんの想いを

音にしたから


そのすべてを

拒否されたような気がするのかな


時に言葉足らずで

時に語りすぎ


なんとなく心が遠くなる

なぜか切なくなる

晴れた夏の午後は

気怠げに過ぎてゆく