(image by Jeriff Cheng)

無意識について

私が興味を持ったきっかけは
大学のゼミでした。

 

 

心理学や精神分析の

専門じゃなく

英文学専攻なのに、です。

 

これも引き寄せだと

今ならわかります。

 

どういう経緯で無意識について

学ぶことになったのかというのは

また別な時に書きますね。



《ニューヨークとリビドーと私

という記事で

リビドーについて書きましたが
 

意識や自我を調べると

難しくてわかんない!

ってなっちゃう。

 

ずうっと前からこういうことを

できるだけ簡単に

まとめて書きたかったんです。

 

それがなかなか難しくて。

 

 

でもある本を読んでいた時

無意識について

本当にわかりやすく書いてあって

 

 

そう!! こんなふうに

 

”読んでわかるような

説明を書きたい” 

 

とまた書きたい意欲が

湧き上がってきました。

 

 

その本というのは

神田裕子先生の

 

はじめての「自分で治す」こころの教科書(クローバー出版 )

 


不幸ぐせに気づいて自分を取り戻す本。

 

この本の感想は別に書きますが

心のことについて

わかりやすく書かれています。

 

この本を読んで

心について書きたくなったので

まとめてみました。

 

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【心について】


意識を氷山に例えたものを

見たり聞いたりしたことが

ある方もいらっしゃるかもしれません。
(一番上の写真のようなイメージ)

 

心とは氷山のようなもので

私たちが普段”意識”として

認識しているものはほんの一部で

その下にはもっと大きな

無意識というものがある

 

とフロイト*1という人が云いました。

 

{ECF08899-486B-4185-815A-4987443544A4}

 

----*----*----*----

 

フロイトは、人間の心は

意識無意識、前意識

3つの層になっている

と考えました。*2

 


《意識、無意識、前意識》

 

意識(顕在意識):自覚できる意識。

"今日は水曜日だから

ゴミを出さなくちゃ"と考えたり

計画したり意識するなど

自覚できる部分。

 

無意識(潜在意識):自覚できない意識。

辛い経験や記憶、

認めたくない欲求などが

抑圧されて押し込められて

いるとされる部分。

前意識:無意識の領域にあるが
癖を指摘されその癖の原因を思い出したり、
忘れていたことを思い出す

というように
意識を向けることで意識できる部分。

 

注意や他者からの指摘で
意識することができる部分。

 

 

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【心の働きと構造について】


その後フロイトは

エス(無意識)、自我、超自我

という3つの機関

(心的装置)と

これらの相互作用によって

心の構造を唱えました。*3


 

1. エス(無意識)


エスは自分の欲求や感情、

性的衝動をそのまま自我に伝える。
 

エスは本能的な欲望や

衝動の満足を得ようとする

"快楽原則"のもと活動していて、

この本能的エネルギーのことを

「リビドー」 と言う。

無意識層の中心機能。

Id(イド)とも言われる。

Es(エス)がドイツ語、

Id (イド)はラテン語。

 

 

2. 超自我

超自我(スーパーエゴ)は

幼少期のしつけといった、

両親など養育者、または

その人にとって重要な人物からの

「〜すべき」「〜してはいけない」

「〜でなければいけない」などの

道徳的影響を受けて形成される機能

意識層にある。

超自我は道徳的要求に

自我が従わない場合、

自我を罰する働きをし、

それにより罪の意識などが生まれ

緊張や不安が生じたりする。


 

 3. 自我

 

自我(エゴ)は

エスからの欲求超自我からの

"〜すべき"などという

道徳的観念からの要求をうけ、

現実的に適切に判断しようする。

 

自分が不快でも

現実的なルールや

条件などを考慮した上で

自分を満たそうとする

"現実原則"に従って働く。

意識層の中心機能。

不安や葛藤に対して

精神的な安定を図るような心

の働きをする防衛機能

(防衛機制)もある。

 

 

この3つの相互作用の例をあげてみると:

 

眠くて朝目覚まし時計が鳴っても

なかなか起きられない時↓

 

"眠たい〜もっと寝ていたい"(エス)

 

"今日は仕事でお客様が朝早くに来る予定だから、遅れられない"(超自我)

 

”あと10分寝ていても、全速力で走ればなんとか間に合うから、あと10分寝よう”(自我)
 

 

こんなふうに自我は

その時の状況に合わせて最適な決断をするのです。

 

 

しかし、この3つのバランスが

崩れることで問題を引き起こす

ことになります。

 

 

超自我が強すぎる: 

〜しなければならない、

など完璧主義になる。

エスの欲求を満たす事ができず

欲求不満になったり

心の障害を引き起こすこともある。

 

エスが強すぎる: 

自己の本能的欲求のまま

他人の迷惑を省みない

反社会的な行動をしたりする。

 

自我が弱すぎる:

適切な判断ができなくなり

ストレスや身体の不調など

影響する可能性もある

 

 

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めちゃくちゃ簡単!!!とは

言えないかもしれませんが

できるだけわかりやすく

まとめてみました。

 

 

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 ※上記は勉強したことの他、

心の機能については "はじめての「自分で治す」こころの教科書"P56-59 神田裕子著(クローバー出版) を参考にしています。


*1ジークムント・フロイト(Sigmund Freud)

オーストリアの精神分析学者、精神科医。無意識を理論化し、神経症の診断と治療技法として精神分析を始めた。

 

*2 意識、無意識、前意識それぞれを局所と呼んだので"局所論"と言われる


*3 心的構造論