リーダー論②です。


リーダーシップが必要なのは、「社長」「課長」「○○リーダー」など、いわゆる肩書に「長」のつくような人たちだけなのでしょうか。

 

答えは「否」です。

 

肩書がない人でも、リーダーシップを大いに発揮する人がいます。

例えば、カフェに、表現のしようもないくらい、素晴らしい店員がいたとします。

この店員がいると、どんな客も心地よくて大いに満足。

この人は一人の店員に過ぎませんが、リーダーシップをすごく発揮しています。

 

リーダーとは導く者、言い換えれば、人に良い影響を与え、良い方向に導く者、です。

人々の心に火をつけることのできる人がリーダーです。

そこに肩書はいらないのです。

そのポジション(店員、一社員、アルバイトなど)で、世界一のパフォーマンスを発揮する。

そしてそれが周囲の人へ良い影響を与える。

それがリーダーシップです。

急に世界一は無理でも、ひた向きに努力する姿勢だけで十分。

 

そんな人が多く集まる組織は最強ですね。

そして、多くの人の心に火をつけ、そのようなリーダーを沢山育てる人が、真のリーダーと言えるかもしれません。

 

あと、私がこの本で参考になったのは、人が死ぬ瞬間です。

人は死ぬ瞬間、何を思うか。

 

もちろん、なってみないと分かりませんが、

人は死ぬ瞬間、「人に何を与えてきたか」を考えるそうです。

逆に、「自分が得たもの」は、死んだ後には意味がなくなり、無価値になる。

人の心に何が残せたかで、自分の人生の価値が決まる。

リーダーシップの発揮は、自分が生きていく人生そのものに大きく影響を与えます。

 

今回も、少し異質な切り口でしたが、リーダー論でした。