リーダー論③です。

今回ご紹介するのは、渋沢栄一。

経済界で代表するリーダーといえば、まさにこの人ですね。

 

明治時代に活躍し、銀行や鉄道会社、製紙会社など、日本の基礎となる数多くの会社をつくりました。

名前を上げたらきりがなく、その数は500以上とも。

先日、新1万円札の肖像画になるとも発表されました。

 

この方は、埼玉県北部の農家の出身です。

(かなり豊かな農家だったようですが)

幕末の混乱期でもあり、偶然、徳川家に入ることとなり、海外にも偶然行くこととなりました。

維新後は官僚となり、実業家に転身。

 

農家から、大実業家への転身。

運がとても強いように見えますが、運を引き寄せるのも実力のうち。

この人のすごいのは、とにかく、「日本の社会を良くする」ことへの思いが強かったこと。

壮大すぎるくらいのグランドデザインと、情熱。

偉大なるリーダーには、この2つが欠かせないですね。

というか、突出したリーダーは、多少人物的に問題があっても、この2つがあれば突き抜けられる。

そして、ひたむきに努力し、いざという時に運を引き寄せる。

 

また、偉大なリーダーでなくとも、情熱・思いは大事ですね。

熱みたいなものがないと、人はついてきません。


埼玉県深谷市に、現在も渋沢栄一の生家があります。

古い、小ぢんまりとした家です。

でも、何とも言えない、たたずまいがあります。

その小さな家から、日本の未来を考えたのかと思うと、何か感じるものがあるはず。

是非一度行って頂ければ。