おやおや、以前紹介したこれに続いてまた百年記念か。しかしよく見ると、前回のは‘開港百年’だが今回のは‘開国百年’。むー。ちょっとおさらい。
1854 日米和親条約
横浜村で米代表ペリーとのあいだに締結。下田・函館の開港と、薪や水、食料などを提供することが定められた。
1858 日米修好通商条約
神奈川沖のポーハタン号上で米代表ハリスとのあいだに締結。自由貿易の原則が定められ、翌年の横浜(じっさいは神奈川)の開港を約束。
なるほど、1954年は開国百年で、1958年は開港百年というわけか。ちなみに、実際に横浜が開港したのは1859年のことで、あの中田宏(←横浜ではこの名は禁句)が最終盤で逃げ出した‘開港150年 開国博Y150’というのは2009年に行われた。開国博を名乗るなら2004年に、1958年に百年を盛大に祝った実績があるから開港博なら2008年がよかったのでは?Y150は最初からインチキだったのだ。
さてこの冊子、開けるとダラダラ展開される古風な作り。表紙は今回もやっぱり井伊直弼の銅像。
豊富なイラストと年表で横浜の歴史を紹介。
なんでもイラスト化。最新のニュースは1953年‘皇太子がイギリス女王戴冠式参列のため横浜港を船出された’だ。
小中学生あたりに配った副読本なんだろうなあ。昭和14年生まれの人からもらったんだ。
昭和29年
横浜市・横浜市教育委員会 編
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