My Cinema Paradise 〜70年代アカデミー主題歌賞を懐かしむ〜 | 還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

親父から爺へ、そしてその先には・・・

 先日寝ている間に消えたBluetooth イヤホンを探していたら、イヤホンと共に懐かしい本が見つかりました。「99年ミュージック・データ・ブック」(共同通信社刊)で1955年〜1998年までのビルボードチャートを中心にその間のグラミー賞やアカデミー主題歌賞などが記載されたデータ本です。今ならネットで簡単に検索できるデータですが、何かアナログなところが懐かしく嬉しくて読み込んでしまいました。

 ということで本日は70年代のアカデミー主題歌(歌曲賞)を振り返ります。

 まず1970年の受賞は映画『Lovers and Other Strangers』の主題歌Larry MeredithのFor All We Know(ふたりの誓い)です。この楽曲は我々世代ですと71年Carpentersのカヴァーバージョンが有名ですね。日本公開は71年で映画のタイトルも『ふたりの誓い』でした。個人的には大好きな女優ダイアン・キートンのデビュー作ということで思い出に残っています。

 72年は『黒いジャガー』(原題Shaft)Isaac Hayesによる主題歌「黒いジャガーのテーマ(Theme from Shaft)」が受賞しました。

 73年は『ポセイドン・アドベンチャー』(The Poseidon Adventure)の主題歌でMaureen Mcgovernの「The Morning After」が受賞しました。パニック映画の草分け的な映画のひとつでしたね。この年はMichael JacksonのBenもノミネートされており、こちらも記憶に残る名曲でしたね。

 74年は『追憶』(The Way We Were)の主題歌でBarbra Streisandの同名曲が受賞しました。この年には『007 死ぬのは奴らだ』の主題歌、Paul McCartney&Wingsの「Live and Let Die」もノミネートされていました。それでは70年の「ふたりの誓い」を聴きましょう。

 そして75年は名匠ロバート・アルトマン監督の『ナッシュビル』(Nashville)の主題歌、Keith Carradineの「I'm easy」が受賞しましたね。この年はTheme from Mahogany (Do You Know Where You're Going To)/Diana Rossもノミネートされていました。

 こだわりの76年は『スター誕生』( A Star Is Born)の主題歌「Evergreen」が受賞しました。なんとまたまたBarbra Streisand、作品でも主演女優ですから凄いの一言でしね。何作かある『スター誕生』の中でもやっぱり青春時代にワイフと観たこの作品が一番印象的です。

 77年は『マイ・ソング』(My Song)の主題歌You Light Up My Lifeです。映画版はKasey Cisykの吹き替えですが、Debby Booneのヴァージョンが大ヒット翌年のグラミー賞を受賞しましたね。

 78年は『イッツ・フライデー 』(Thank God It's Friday)のDonna Summerの「Last Dance」が受賞しました。Donna Summeもこの曲で79年のグラミーを受賞しています。

 そして最後は79年『ノーマ・レイ』(Norma Rae)の主題歌Jennifer Warnesの「It Goes Like It Goes」が受賞しました。Jennifer Warnesの映像はブログ内再生が不可、しかし他のカヴァー作品よりJennifer Warnesのヴァージョンを聴いてもらいたと思いやっと見つけてました。Jennifer Warnesの可愛い声と主演のサリー・フィールド、現在を予感させる映画のひとつでしたね。

 もっともっと書けること書きたいことはありますが、今日はここまでです。魔法の本が見つかったことで年末に向けて今日の様な企画テーマをまたやりたいと思います。好き勝手なことばかりを並べるだけでなくデータ重視の為それはそれで結構疲れますけどね。

always