Back to The 70s 〜Next The Beatlesが話題だった頃の話〜 | 還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

親父から爺へ、そしてその先には・・・

 The Beatlesに出会って始まったMusic Life、そのビートルズが解散してしまった70年代はじめ、巷ではNext The Beatles,Post The Beatlesが話題になりました。私にとって、ウエストコーストの灯りはまだ水平線の遥か彼方、御多分に洩れず、私も次のビートルズを探していた頃です。そんな中学生が聴いていたRockを今日は紹介します。

 いつからZepって呼ばれたのかな?やっぱZeppelinでしょ!ツェッペリンですね、ゼッペリンだと違和感あるからZepかな。それにしてもこの時代の偉大なアーティストは若い頃の映像は貼り付けられないことが多いですね。今を見ろ!ってことかな?まあ若干のスキルダウンは否定できないけど、ご了承ください。63年の人気アニメ「エイトマン」の主人公東八郎の声を担当していた高山栄さん(2002年没)、彼がパーソナリティーだったラジオ関東の番組「キャッチ・ザ・ヒット」のオープニングで流れたいたのが"Whole Lotta Love"でした。Robert Plantにはメチャハマりました。彼の音域に到達しようと毎晩叫んでいましたね。ご近所からは『まったく!、またalways家のバカ息子の歌が始まったよ!』、現在ならワイドショーネタですが、平和な時代だったんですね、クレームありませんでした。(もしや歌上手かった?)今更ですが、本当にご迷惑おかけしました。いや〜Zeppelin格好よかった!私にとっては、メンバー4人全員イカしたバンドのはしりですね。そしてこの偉大な70年代ハードロックの大名曲はそんな四人の合作です。

Led Zeppelin / Whole Lotta Love (1969)

 お次はELP、こちらはメンバーの頭文字だから問題無しですね。The King Crimsonの「クリムゾン・キングの宮殿」に収録された21st Century Schizoid ManとEpitaphがあまりにも衝撃的で、そのヴォーカルだったGreg Lakeが結成したバンドということで期待度300%でした。デビューアルバム「Emerson Lake & Palmer(1970)」から4thアルバム「Trilogy(1972)」までLPを買いました。特に2nd「Tarkus(1971)」と3rd「展覧会の絵」は聴きまくりましたね。ELPの前にはJethro Tullがバッハをアレンジしたり、Yesがブーラムスの曲を録音したり、Rock Meets Classicが結構ありましたね。今回はELPの1stからLucky Manです。Gregの声になりた〜い!って思っていた頃です。

Emerson,Lake & Palmer / Lucky Man (1970)

 お次はUriah Heepです。正直3rdアルバムLook At Yourself/邦題:対自核しか聴いていません。ですからUriah HeepがLed Zeppelin、Deep Purpleと並び称されるバンドであるとの認識は今もありません。でもこのアルバムは素晴らしいアルバムでした。特にアルバムタイトル曲Look At YourselfとJuly Morningは何度も繰り返し聴きましたし、ラジオからもガンガン流れていました。こちらも若い頃の映像は全く貼り付け再生できませんので、こちらの映像でご了承ください。

 

Uriah Heep / July Morning (1971)

 Led Zeppelin 、Emerson,Lake & Palmer 、Uriah Heep とくれば絶対Deep Purpleの流れ、裏切ってすみません。正直に私が聴いた頻度の高いアーティストを今日は年代順に紹介しました。最後はT.Rexです。この頃私の中ではNext The Beatlesの大本命のひとつでしたね。中学生時代はまだまだレコード購入よりラジオからの情報が中心です。ですからランキングに挙がらないアーティストは聴くチャンスがほとんどありませんでした。彼らのTyrannosaurus Rex時代は知る由もなく、初めて知ったのは全英1位全米10位を記録したGet It On(1971)でした。まあこのバンドの場合はT.Rexと言いつつも中心自分のMarc Bolanと言ってもいいでしょうね。60年代70年代のアーティストの早世は薬物中毒が原因の場合が多いですが、Marc Bolanは愛人による交通事故で30歳直前に亡くなりました。次々とヒットソングを送り出したMacですから、1977年で彼の人生が途切れてしまったことは残念でありません。

 さて、結局Next The Beatlesが望まれた時代からほぼ50年、今ではビートルズ遺伝子という言葉に取って代わったような気がします。それでもビートルズは私のMusic Lifeで輝き続けていますが、私自身はすっかり老いぼれ爺さん、トホホですね。

always

T. Rex / Metal Guru (1972)