親愛なるあなたへ
こんにちは。鈴木真奈美です。
「不登校は大半は親の責任。財政支援を国が言うべきではない」
「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」
という発言を、滋賀県東近江市長がされたようですが・・・
先日の埼玉県の虐待案件に続き、
「いまだにこんなことを言う人がいるんだ」と、びっくりでした。
そもそも、
個性も興味も違う子供たちなのに、
ただ、「年齢」と「住む地域」が同じというだけで、
一つの教室に割り振られ、
「みんなで仲良くしよう」
という教育するシステムに、
無理があったのだと思う。
ごく一部の虐待などの例外を除けば、
不登校が、親の責任なんて、ありえません。
不登校は、子供のわがままでもありません。
そもそも、
不登校になる本人が一番辛いし、
みんなと同じように、
学校に行きたいと悩んでいます。
親御さんだって、
「なんとか行かせられないか」、
「どこか育て方が悪かったのか」、
「なにか私に原因があったんじゃないか」と、
苦しみ、心を痛めているのです。
それでも、
子供の幸せを願いながら、
子供の将来を不安に思いながら、
心を痛め、葛藤しながら、
「辛いなら、学校へ行かなくてもいいよ」
「休んでもいいんだよ」
と、勇気を振り絞って伝える親御さんの想いを、
私は知っています。
不登校は親の責任どころか、
「子供の命を守る」ことを最優先に、
「辛いなら、休んでいいよ」といえるのは、
紛れもない愛だし、
親としての覚悟と勇気。
政治家の冒頭の発言は、
そんな親子の傷口に塩をすり込むようなものです。
フリースクールのような学校以外の選択肢は、
国家崩壊どころか、
命を守ることにつながるはず。
学校に行けない=社会の落伍者
じゃなく、
たまたま、
その環境に合わなかっただけ。
どうしても合わないなら、
無理しなくていいのです。
社会は自由で、選択肢がいっぱいだから、
大人になるまで、
どんな形でもいいから、
まず、とにかく、命を守ってほしい。
置かれた場所で咲けなければ
咲く場所を、選べばいい。
合わない環境で、
周りに合わせ、
無理や我慢を重ねる生き方以外にも、
生き方はあるんです。
フリースクールが、その選択肢の一つになるのは、
大きな前進だと思うのです。
グループメンタリングに参加される方の中にも、
子どもさんが不登校で、
悩まれる方もいます。
それでも、何年か経つと、
子どもさんは、
ちゃんと乗り越えて、
新しい学校生活が広がり
笑顔で過ごしていらっしゃる方が大半です。
このブログをご覧になっていらっしゃる方の中にも、いらっしゃいますかね?
学校に行かなくても
幸せに生きられたら、それが一番です。
最後に・・・
大人も同じ。
会社も同じ。
命を削ってまで、
無理する価値のある仕事なんて、
世の中にないんです。
「私さえ我慢すれば」
「みんなも辛いから」
じゃなく、
本当に辛い時は、
全力で逃げよう。
世間の目ではなく、
あなたの幸せを最優先に考えよう。
真奈美
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