「三連覇のオリンピック」ではなく、
「努力が報われなかったオリンピック」の経験は、
これから先の長い人生で、
きっと意味を持ってくるでしょう。
親愛なるあなたへ
こんにちは。鈴木真奈美です。
昨日のオリンピック、ご覧になりました?
私はお仕事を調整して、
リアルタイムで、オリンピックを見ました。
スポーツという次元を超えて、
感じたことが多かったので、
感じたことを言葉にして、
残しておきたいと思いました。
羽生選手、最後のオリンピックかもしれないので。
あの瞬間、
世界中が、
同じ気持ちだったのではないでしょうか。
羽生結弦選手のフィギュア。
4回転半を入れなければ、
メダルは取れていたかもしれないのに、
大幅原点覚悟で臨んだ、オリンピック。
技術やレベルが進化し、
時代が変わる中で、
プレッシャーやみんなの想いを背負って、
トップを維持し続け、
さまざまな偉業を成し遂げながらも、
それでも、
「最後まで戦い、挑戦する」
と攻め続けた、
その姿勢に、その魂に心震えました。
「金メダル」や結果が、
どうでもいいと思えるほどの
人生をかけたフリーの演技でした。
高校野球ですら、
「勝ち」のための戦略をとり・・・
うまくいかない時は、
ラケット等に、当たる選手もいる中で・・・・
すでにステイタスや地位を持っている人は、
新たに、挑戦することで、
失い、負けるのが怖いと思うであろうに・・・
誰もトライしたことがない世界を目指し、
最後まで、
自分の美学や信念を貫き通しました。
9歳の自分に誇れるチャレンジを、と。
4回転半成功で3連覇も、確かに素晴らしい。
でも、トップ選手が、
「勝ち」だけにこだわらず、
最後まであきらめず、
ひたむきに挑戦し続けた姿は、、
成功以上に、
見ている人の心に残ったと思います。
金メダルより
あがいた実績も好き。
演技だけでなく、
リンク入場から、退場、次の選手の応援、
去り際の美しさまで、
全てが礼儀正しく、
「あり方」が素晴らしかった。
リンクの穴を見つけた時ですら、
怒りをぶつけることなく、
切ないほどの美しさだった・・・。
少なくても、私にとっては、
メダルが全てじゃない、どころか、
メダル以上に尊い価値あるものでした。
ずっとずっと記憶に残ると思います。
常々、お伝えしていますが、
「一瞬先は光」、
「人生万事塞翁が馬」です。
「三連覇のオリンピック」ではなく、
「努力が報われなかった、負けのオリンピック」の経験は、
これから先の長い人生で、
きっと意味を持ってくるでしょう。
そう願いつつ。
ここ数日、
オリンピックテーマが多かったですが・・・
スポーツに疎い私が、
これほどまでに、心奪われた試合は、
なかったと思います。
感動をありがとう。
ネイサン・チェン選手も、
鍵山優真選手も、宇野昌磨選手も、
それぞれの挑戦、素晴らしかったです。
ありがとう。そしてお疲れ様でした。
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