真実はひとつとは限らないし、
真実が正しいわけではない。
「正しさ」をふりかざすほど、
もろいものはないと思う。
だって「正しさ」は本当にそれぞれ。
人の数だけ「正しさ」はあるのだから。
状況や経験、見方によって、
いくらでも変わっていく。
あなたの正しさを主張しても、
相手の感じる正しさとは、
違うかもしれない。
相手の主張する正しさが、
あなたの幸せにつながるとは
限らない。
「正しさ」と
「賢さ」は違う。
正しさを巡って、
傷つけあい、破壊に向かうのと、
賢い落としどころを
見つけ、
調和に持っていくのと、
どちらが尊いかは、一目瞭然。
正しさを追求しすぎて、
傷付いたり、
悲しい思いをする人が多いなら、
その「正しさ」は、
いったん、脇においた方がいい。
「正しさ」をめぐって、
不毛な争いや衝突をするより、
お互いの想いを尊重し、
幸せになる道を探す方が、
ずっと豊かだったりする。
一方で、
もし、「正しさ」を盾にした誰かに
追い込まれても、
そのまま受け取らなくていい。
受け取る前に、
今一度、考えてみよう。
その「正しさ」は、
あなたにとって、
それは必要かどうか。
あなたの幸せに
つながっているかどうか。
「正しさ」が
「幸せ」につながるとは限らないのだから。
鈴木真奈美
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