前記事の続きです
引き続き百段階段を上がります。
ところで、「百段階段」は実際には99段しか無い事をご存知でしょうか?
その理由は、一言で言うと「縁起担ぎ」で
①奇数は縁起が良い ②未完の美学 という説があるそうですよ。
「草丘の間」
こちらのお部屋の展示テーマは「文化財Bar」
さて、一杯やりますか♪ ※お酒の提供は有りません
お部屋を出て再び上がると、、おや、途中に階段だけの場所が。
説明によると、隣の棟に繋がる廊下があったが不要になり取り壊し、
別の部屋を増築しようとしていたが戦時中に焼失してしまったとの事。
次は「静水の間」
竹久夢二さんが表紙を手掛けた「婦人グラフ」や「セノオ楽譜」の
雑誌等が展示されています。
因みに「婦人グラフ」は大正13年から4年間の間55冊出版された
女性向けの高級グラビア雑誌。高価な雑誌だった為
裕福な女性が購入層で、夢二人気で飛ぶように売れたのですって。
何かこのイラスト、、桃井かおりさんに似てません? 笑
「セノオ楽譜」
隣のお部屋「星光の間」には小林かいちさんの作品が展示されていたのですが
換気の為なのか何なのか、足元から強風の冷房が当たり寒くて寒くて・・・
すぐに出てきてしまいました
次の「清方の間」もさくっと見学。。
階段を上ります。99段まであと少し!
7つ目・最後のお部屋「頂上の間」に到着。
ここは本来、京都画壇の大家・西村五雲に依頼していましたが
描く前に他界されてしまったとの事。
展示は中原淳一さんの物など。
ギフトショップでは中原さんのポストカードを買いました。
割とお見掛けするけど、実は持っていなかったので。
百段階段は時期により様々な展示を行っていて
今回の昭和モダンは6/16まで開催中です。
土日や平日の午後早い時間あたりは混みがちなので
平日の16時過ぎに訪れたところ、とても空いていました。
ゆっくり見学したい方は、定員制もお勧めです。