先週の土曜日、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ行きました。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは
まとまった数の作品を貸し出すことに慎重で
イギリス国外で所蔵作品展が開催された事は一度も無いそうです
つまり、今回の展覧会は史上初・世界初の歴史的な展覧会。
そして展示されている61作品全てが初来日です。
今回の大きな目玉は、ゴッホのひまわり
37歳で死去したゴッホは
生涯で7枚のひまわりを描きました。
今回初来日したひまわりは4枚目の作品で
南仏アルルでゴーガンの到着を楽しみに待ちながら描いたもの。
背景、壺、床 全てが黄色で統一されていて
壺には「Vincent」とサインがあります。
このひまわりを見た瞬間、涙がじわーっと出てきました。
ゴッホ展 の時もとても感動したものですが・・・
ゴッホの絵から伝わってくるエネルギーって凄くて。
訴えかけてくるものがあるんですよね。
因みに、7作品のひまわりのうち・・・
1枚目~4枚目は夏の時期、実際にひまわりを見て描いたもので
5枚目~7枚目は冬の時期に模写したものです。
ハイこれ、テストに出ますよー(笑)
尚、アジアで唯一 SOMPO美術館(損保ジャパン)が所蔵する5枚目のひまわりは
今回来日したロンドンナショナルギャラリーが所蔵する
4枚目のひまわりを模写したものとされています↓
ね、知っておくとちょっとドヤれる知識でしょ?
7枚 それぞれの技法の違いや
背景にあるゴッホのその時々の状況や生活、その心情を想像すると
ひまわりの絵を、より興味深く見る事ができます
さて、他
特に印象的だった作品(の一部)・・・
フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」
ヴァージナルとはピアノの祖先とも言われる鍵盤楽器ですが、弦を叩いて音を出すピアノとは異なり、
弦を弾いて音を出す為、音色はピアノとは異なるそうです。
手前には男女の性愛の象徴であるヴィオラ、背後の絵は「取り持ち女」と、正反対のモチーフが描かれています。
レンブラント「34歳の自画像」
クリヴェッリ「聖エミディウスを伴う受胎告知」
カナレット「ヴェネツィア:大運河のレガッタ」
トマス・ローレンス「シャーロット王妃」
などなど。数々の名画をたっぷり堪能いたしました。
撮影コーナー。
2ショットで撮れなかったので、夫と互いに撮影。
さて、この後はスペイン料理屋さんへ向かいます。