日本初個展、ピーター・ドイグ展を土曜日に見てきました。
半年以上前、こちらの絵を広告で見て惹かれてしまい
絶対に見に行きたいと思っていました。
「ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ」
ドイツのダム湖を写した古い白黒の絵葉書を基に作られた作品。
ドイグの手に掛かるとこんなに幻想的で美しい世界になるのですね~
現物は、とてもファンタジックで、吸い込まれそうで、美しい絵でした。。。
「若い豆農家」
鮮やかなオレンジ色が作品の大部分を占めるこの作品。
一目見て、ゴッホっぽい!と感じました。
実際ドイグの作品には、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクらの影響が見られます。
「ロードハウス」 3分割の構図で描かれています。
「ラペイルーズの壁」
壁と絵画を同一視するアイディアが見られます。
映画「東京物語」の静けさもヒントになっているとの事。
「夜のスタジオ(スタジオフィルムとラケット・クラブ)」
夜中、製作上の糸口を見出そうと取り組む画家の感情を表そうとしているそうです。
また、「長い夜の中で、自分が何をしているのか意識できない状況になって初めて、
最良のアイデアが出てくる」 と語っています。
「赤い男(カリプソを歌う)」 蛇と格闘する紫の男が謎。笑
これらは、ドイグが自分のスタジオで主宰する
映画の上映会「スタジオフィルムクラブ」用の映画ポスター。
ドイグにとってこのポスター作製作業は
かなり楽しいものだったのでは無いでしょうか?
ポスターからそんな様子が伝わってきました
一番手前は「ピンポン」。ラケットに顔が描かれています。
左は「HANA-BI」
「座頭市」もありました。
絵画を見たのは実に半年振り。
感性に触れる時間ってやっぱり必要だなぁ~とつくづく
とても良い時間で、満たされました
お手洗いに行っている間に、夫が図録を買っていました!
作品の解説を読みたかったそうです。
東京国立近代美術館は、竹橋駅からすぐの場所にあります。
涼しくなったら、北の丸公園にも行ってみたいな。
ちなみに展覧会のチケットは、日時指定制で
事前に購入する必要があります。
お陰様で空いていて、快適に鑑賞出来ました