「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、第153回直木賞候補作にもなった自著を自身の監督、
脚本により映画化した作品。
冒頭、自宅で美容師の妻に髪を切ってもらっているシーンから始まります。
その間、妻へ日頃のつまらぬ愚痴を並べ立てる夫、幸夫。 ・・・何だか器の小さな男です
髪を切り終えた妻は、高校からの親友との旅行に旅立ちます。幸夫は妻が外出するや否や、編集者でも
ある不倫相手に連絡を取り、夜、整った髪で不倫相手を自宅に迎えます。妻に見せていた器の小さな男はどこへやら・・・ワイン片手にウンチクを語るその姿は、知的で素敵な人気作家、津村啓。
その夜、妻が乗ったバスは事故を起こし、妻は亡くなってしまいます。。。
世間に向けては、最愛の妻を失った悲しみの人気作家 を演じつつも、突然の妻の死にどう向き合って良いのかよく分からない幸夫。そんな中、妻の親友の夫、陽一と出会います。
幸夫と同じく妻をバス事故で亡くした陽一には２人の子供がいますが、陽一はトラック運転手の仕事をしている為家を空ける日が多く、子供達の面倒や家事に手が回り切れていません。
幸夫は、陽一の子供達の面倒を買って出ることにします。。
途中まで、あらすじを書いてみました↑
本木雅弘さん演じる主人公の性格について
お義母さんの樹木 希林さんに「あなたによく似てるわね」と言われ
本木さんご自身でも本当にそう思うと仰っていた事が印象に残り
いつか見ようと思っていた作品、「永い言い訳」。
ずっとAmazon Prime Vdeoのウォッチリストに入れていたのですが、先日ようやく鑑賞。
見始めたら止まらなくなり、最後まで一気見してしまいました。
幸夫の、子供達の、伸び続ける髪の毛が時の流れを表していて
それがちょっと切ないです。
幸夫なんて、いつも妻に切ってもらっていたからね。。。
この作品、キャスティングが見事で
ほぼ冒頭にしか出てこない深津さんの存在感も大きかったし、
竹原ピストルさんも黒木華さんも、すごく良かったです。
子役２人もとても可愛くて、上手でした。
びっくりしたのが女の子役。実際の年齢も幼稚園生位だと思うのですが
そうそう、この位の年齢の子供ってこうだよね～という、リアルで自然な子供の姿を
わざとらしさの一欠けらも無く、あまりにも自然に演じているので、
本当にこれは演技なのか・・・？ とにわかには信じられませんでした。
最近の子役は本当にすごいですね。
子供達の演技をもう一度見たくて、後日２度目の鑑賞をしてしまいました。
本木さんはやはり美形で格好良いですね～。
役者としても素晴らしい方ですが、男性としても本当に魅力的な方だなぁと感じました
わたしは元々オジサン好きなので、、
美しいアラフィフの男性にはかなり弱いです