(季氏第十六)
鯉(り)趨(はし)りて庭(にわ)を過(す)ぐ。曰わく、詩(し)を学びたりや。対(こた)えて曰わく、未(いま)だし。詩を学ばずんば、以(もっ)て言うこと無し。
【訳】
「私(孔子の子の鯉) が小走りで庭を通り過ぎようとしますと、私を呼び止めて「詩を学んだかね』と尋ねました。私が 『まだです』と答えましたところ、父は 『詩を学ばなければ、立派に人と話ができないよ』と申しました。そこで私は早速他の先生について詩を学びました」
<論語が醸すコーチング>
【詩を学びたりや】詩を学ばなければ、立派に人と話ができないので、コーチはクライアントと時に詩を題材にして学び、感覚や思考を深め、目指す未来をより具体的にできるようサポートしている。