【君子も亦窮すること有る】 (衛霊公第十五) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
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(衛霊公第十五)

陳(ちん)に在(いま)して糧(りょう)を絶(た)つ。従者(じゅうしゃ)病(や)みて能(よ)く輿(た)つこと莫(な)し。子路(しろ)溫(うら)み見(まみ)えて曰わく、君子も亦(また)窮(きゅう)すること有(あ)るか。

 

【訳】

先師が衛を去って楚に行こうとして、陳におられたときに呉が陳を攻める事件にあい、食糧がなくなった。お供の人々は餓えて起き上がる気力もなくなっていた。子路は恨んで腹を立てて、先師に尋ねた。「君子も困ることがありますか」

 

<論語が醸すコーチング>

【君子も亦窮すること有る】君子にだって困りごとはあるものなので、コーチはクライアントが困りごとに心を惑わされていたら、困りごとから得られることを問いかけて、その目的に視線を向けられるようサポートしている。