【人は皆兄弟有り】(顔淵第十二) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(顔淵第十二)

司馬牛(しばぎゅう)、憂えて曰わく、人は皆兄弟有(あ)り、我(われ)獨(ひと)り亡(な)し。

 

【訳】

司馬牛が浮かぬ顔をして子夏に尋ねた。「人々に兄弟があるのに私だけにはない」 

 

*孔子が天下周遊の際、宋の国に於て、軍務大臣桓魋に誤解されて殺されようとしたことがあった。司馬牛はその弟であったので、常に孔門の中では孤独感を持っていた。これは、子夏にその苦衷を打ち明けた司馬牛に対する子夏の励ましの言葉である。

 

<論語が醸すコーチング>

【人は皆兄弟有り】人は皆に家族がいて必ず命をつないできた血縁が存在しているので、コーチはクライアントが自分の生まれや人生を粗雑に語っていたら、自分の命や人生がどれだけ価値のある尊いものなのかに気づけるような問いを投げかけてサポートをしている。