(学而第一)
子曰わく、君子(くんし)は食(しょく)飽(あ)くを求(もと)むること無(な)く、居(きょ)安(やす)きを求(もと)むること無(な)し。事(こと)に敏(びん)にして言(げん)に慎(つつし)み、有道(ゆうどう)に就(つ)きて正(ただ)す。学(がく)を好(この)むと謂(いう)うべきのみ。
【訳】
先師が言われた。
「学問修養に志す人は、飽食を求めない。家で安閑と居ることを求めない。物事にあたってはキビキビとし、言葉は慎み、高徳の人について教えを受けて、自分の行いを正していくような人こそ、本当に学を好むということができる」
<論語が醸すコーチング>
【君子は食飽くを求むること無し】結果を残し誰からも慕われる人は、贅沢や飽食を求めず、目標に向かって行動を止めず、誰にでも謙虚に接して、どんな人からも学んで自分の行動を正しているので、コーチはクライアントがそのようにあり続けられるよう、対話によってサポートしている。