(学而第一)
人知(し)らずして慍(うら)みず、亦(また)君子ならずや。
【訳】
「人が自分の存在を認めてくれなくても、怨むことなく、自らなすべきことを努めてやまない人は、なんと立派な人物ではないか」
*孔子は当時の隠者的生き方を敬遠し、どこまでも世に立って人と共に歩もうとされた方であった。従って世に知られることを望んだわけである。ただ志が高いだけに思いに任せないことが多かったが、意に介せず、生涯怠ることなく遂に万世の師となった。
<論語が醸すコーチング>
【人知らずして慍みず】他の人が認めてくれなくても腐らずに努力を続けている人は、それだけで立派な人物なので、コーチはクライアントが誰からも認められなくても、ゴールに向かって自分にできることを探して、自ら行動することをサポートしている。