【礼を学びたりや】礼儀をわきまえた行動は、ゴール達成のための協力者を得るためにはとても重要であり、クライアントが人と関わったとき、相手のことをどのように尊重していたかを振り返ることから、礼儀を学ぶことができる。
(季氏第十六)
他日(たじつ)又独り立てり。鯉(り)趨(はし)りて庭(にわ)を過(す)ぐ。曰わく、礼を学びたりや。対(こた)えて曰わく、未(いま)だし。礼を学ばずんば、以て立つこと無し。
【訳】
「またある日、父がひとり立っておりました。私が小走りで庭を通り過ぎようとしますと、私を呼び止めて『礼を学んだかね』と尋ねました。私が『まだです』と答えましたところ、父は『礼を学ばなければ、世に立ってはいけないよ』と申しました。そこで私は早速他の先生について礼を学びました」