今日の天気は、晴れ。朝晩は冷え込んでいるようです。
今、某会社さんとソフトウェアの著作権の問題でいろいろと法的な
調整を行っています。
無形のものをやり取りするために、契約書を作成し、権利の発生日や
有効期限を取り決めているので、それに準じれば良いのですが、そこに
書いていないことを判断しようとなると、ひと苦労です。
どのように線引きをすれば良いのかとか、それを決めるために発生する
費用を誰が支払うのかとか、もめ事が起こります。
結局は、前例を探し、今の状況を照らし合わせて判断して行くことに
なるのですが、前例がない場合など、判断に時間がかかります。
こんなことをしながら考えたのですが、人が言ったことに有効期限や
賞味期限って、発生するのでしょうか。
たとえば、「今度、家の窓の掃除をするから」と言って、1年が経過したと
します。
言った本人が忘れたころ、「去年、家の窓を掃除するって言ってたよ」と
古い話を持ち出された場合、どうなのでしょう。
つらつら考えるに、そこでは言った人と聞いた人の信頼関係が、大きく
関わってくるのだと思います。
ご存じの通り、言った言葉(音)は、消えてなくなってしまいます。
でも、聞いた人の記憶には残っているでしょうし、言った人の記憶にも
残っているかもしれません。
記録はされていませんが、記憶に残っているケースです。
両方の記憶から消えてしまったら、言ったこと自体が消えたのと同じに
なります。
そう考えると、言ったことの有効期限・賞味期限は、記憶に比例する
と言いたくなりますが、記憶はあいまいな部分も含むため、やはり、
信頼関係に比例すると思います。
その人たちの間に、どのぐらいの信頼関係があるのかで、賞味期限・
有効期限が決まると思うのです。
あとは、そのことへの思いの強さでしょうか。
いつまでも言い続ければ、いつまでも有効でしょうし、言わなければ
薄れて行くのでしょう。
法的な係争から変なことに思考が移りましたが、言ったことの有効期限、
考えてみると、かなりあいまいな基準で決まっているような気がしました。
みなさんの場合はいかがでしょう?