IFAの移管も見据えているか? | 『独立系金融機関 顧客アドバイザーが語る!資産1億円以上の人が知っておくべき資産運用と失敗しない為の方法』

『独立系金融機関 顧客アドバイザーが語る!資産1億円以上の人が知っておくべき資産運用と失敗しない為の方法』

銀行、証券、保険、プライベートバンクなど金融業界の裏事情をズバリ解説!退職金の運用失敗!罠だらけの海外不動産投資、嘘だらけの海外投資詐欺など、独立系金融機関という中立公正な立場で投資助言を専門に行うアドバイザーの視点でお話しします。

久しぶりに海外積立ファンドのお話し

我々にとって世界中の数ある投資商品の一つに過ぎませんが
日本人にとっては将来の年金不安を補うような選択肢一つではあるかと思います。
 
しかし毎日のように海外積立に関する被害相談が寄せられている現状を考えると
やはり海外投資は情報の信憑性や発信元の信用リスクが大きいように感じます。
 
これは法律的な問題もあると感じますが
投資家の保護を掲げる「金融商品取引法」という日本の法律は
 
日本人に対する国外の魅力的な投資情報を妨げ
より多くの違法業者を生むことに繋がっているのではないかと思います。

 
投資家にとってどちらがよいのか?
 
それは
投資家自身が金融リテラシーを養い
自分にとって適した投資商品や資産形成の方法を理解することができるかどうか
だと私は思います。
 
お金に関する教育がなされていない日本人にとっては
多くの場合で第三者の影響力が強くなってしまう傾向にあります。
 
その結果、関わる第三者によっては
簡単に騙されたり裏切られたりすることも多々あるのです。
 
 
そうならないためにも
投資商品を見分ける能力、人を見分ける能力は最低限
養っておく必要はあるのです。
 
これは日本の証券会社や銀行窓口でも同じです。
 
彼らが提案する商品に対して
客観的に自らの意見を述べられなければ
売り手側の言いなりとなる訳です。
 
それでお金が増えれば問題はないのですが...。

 
 
さて前置きが長くなりましたが本題に入ります。
 
海外積立ファンドを契約する時に
今後、IFAの移管も必要になることを考えているでしょうか?
 
ご存知のとおり
海外積立、オフショア投資といわれる積立商品は
IFAの運用次第で結果が大きく異なるものです。
 
その中で過去10年の実績や運用チームの相場観など
運用会社として最低現の分析・比較は必要とお伝えしています。
 
 
但し注意しておかなければいけないのは
 
過去の実績どおりに今後も成果を上げられるとは限らないし
運用者が首になったり、もしくはヘッドハンティングされて会社の運用自体が全くこれまでと異なる可能性もあるということを理解しておかなければいけません。
 
IFA自体も5年後に存在しているかどうかも分らないのです。
どことは言いませんが、特に法律違反に抵触している可能性のある会社は危険です。
 
そうした場合には
”必ず”IFAの移管は必要となります。
 
 
その時に
あなたは他のIFAについての情報を得る方法を持っていますか?
 
移管について適切なIFAの紹介や手続きをしてくれる人が周りにいますか?
 
当然に契約しているIFA自体が
他のIFAへの移管を勧めることは絶対にありません。
※IFAと直接契約した場合のリスクはここにあります。
 
であれば我々のようなアドバイザーを介していない場合
契約者であるあなた自身が自ら状況を分析し判断しなければいけないのです。
 
 
こうした将来的なリスクを考えると
 
最近出てきたPトラストやMグローバル、Cヒルのような商品は
取扱いIFAが一社のみだったり
管轄が香港以外の国だとその選択肢が極端に減少しリスクが高まることになります。



あらゆるリスクを想定すること
 
契約時、契約後のサポート・フォロー、お金が手元に戻ってくる償還時
投資家は全てにおいて万全の対策をとっておくことが大切なのです。
 
 
また特定の商品のみを仲介している代理店は
基本的に一社のIFAとのみ繋がっています。

そのため他のIFAの情報を一切知らない場合が殆どです。

他社のIFAの運用実績やサポート体制も理解せずに
自らの商品のみを最も優れているように話しをするのは
どの業界も同じく商品を売りたい営業マンの典型でしょう。
 
こうした営業マンに引っかかると
本来の投資家の選択の自由が奪われますのでご注意ください。
 
 
 
「常にその時の最善を選択をすること」
 
 
沈没する船から逃れるためには
周りにどんな船が存在しているのかを予め理解しておくことです。
 
契約前に
IFAの移管も含めて考えてください。