団塊のマーケッターのブログ


 カトレアプラザ伊勢佐木 24年2.8オープンへのニュースリリース

http://www.j-front-retailing.com/pdf/ download.php?news/cattleyaplaza20111104.pdf


テレビでも取り上げられていたので、産業貿易センターでの研修帰りに、立ち寄ってみた。


ガードマンが所々に立ち並ぶが、1階正面からスムーズに入り、ありあけハーバー、濱うさぎ、

崎陽軒、勝烈庵と横浜定番の商品の並ぶコーナーと賑う食品スーパーを横目に通路を進んで

いくと裏口にでてしまった。


案内に立つ女性にワンフロアなのかと問うと、2階と3階への行き方を教えられ、正面玄関口に

再び戻り、エスカレーターで2階、3階へ上って行った。


一部に見覚えのある店はあるものの、ほとんどが知らないチープな店ばかりが並ぶ。


旧横浜松坂屋の跡地に、出店した「カトレアプラザ伊勢佐木」


「横浜らしい暮らしを再発見できるライフスタイルセンター」とのことだが、ありあけ、濱うさぎ、

崎陽軒、勝烈庵を並べて横浜を語り、名も知らぬ安売り屋を並べて、伊勢佐木モールに少ない

値頃感のあるカジュアルファッション、雑貨、サービスをもってライフスタイルセンターと称する

傲慢さに何をか況やであり、口あんぐりであった。


2階の壁伝いにゆずのフォトを飾り、モニターでゆずのシーンを放映。

ゆず伝説は横浜松坂屋前での路上ライブから始まったとことは有名な話だが、そのエピソード

だけに乗っかった安易な企画が鼻につくのだった。


横浜松坂屋へのノスタルジーへの依拠と横浜の名店を並べただけの薄っぺらでしかないと

思わせる横浜なるもの、そうした余りに安直な手法が目に付きげんなりする以外になく、

ライフスタイルセンターの核である食品スーパーを巡ることなしに退散したのであった。


横浜商業圏にあって、黄昏枯れる商店街と化した伊勢佐木に、商店街の歴史を彩ってきた野澤屋

をルーツを持つにも関わらず、カトレアプラザ伊勢佐木にはイセザキモールの隆盛に向けた気概

も使命感も全くと言って感じられないのだ。


どうもカトレアプラザ伊勢佐木には地元を知る者が関与してしているようには見えない。Jフロントの

子会社・大丸コム開発の大阪人の仕業でしかないのではないかと思ってしまうのだ。


大丸コム開発のメセージにはディリーニーズに対応し、地域の賑わい創出に貢献するとあるが、

そのための手法が、従来顧客のノスタルジーに乗っかったものでしかないのならJフロントそのもの

の力量も透けて見えてしまうのだ。


野澤屋に始まり、横浜松坂屋へと繋がり、そしてカトレアプラザ伊勢佐木の帰結に、百貨店の没落

と崩壊と溶解への道筋がくっきりと浮き上がりもする。


食べたくないものを食べた食後感を払しょくすべく、しばしイセザキ辺りを彷徨い、

曙町から横浜橋商店街へとイセザキモールを足早に歩を進めるのであった。


いつしか見たマーサの自由帖http://ameblo.jp/mymytsuburi/ というブログに掲載されていた横浜の

下町にある中華料理店を思い出し、野毛の「泰華楼」にするか酔来軒にするか迷った挙句、野毛と

反対の方角に歩いていたこともあり、横浜橋を目指したのだった。


酔来軒はアーケードのある横浜橋商店街を通りぬけた先にあった。


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お店の名前を冠した酔来丼(400円)を注文。


酔来丼にある添え物として勧められたのがワンタン(200円)だった。


ついでにビールの中瓶(600円)を追加。


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ブログマーサの手帖ではチャーシューがいつも取り上げられていたので

酔来軒一押しの酔来丼を求めたのだった。


ご飯の上には、チャーシューとネギ、しなちく、もやしがのっていて混ぜて食べるだと教えてもらう。


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目玉焼きの黄身を崩して混ぜるのだ。


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後から、一人で入ってきた女性は酔来丼のみを注文。


座敷ではカップルや酒が進んでいる男性客が陽気に振る舞っていた。


新規の私には勧めてこなかったが、常連客と思しき人に、店の男性が一升瓶の浦霞を抱え

金持ちの飲む酒だといいながら勧め、東電のえらいさんが置いていったものだと明かすのが

聞こえてきた。


仙台の大学院で学ぶ長女に連れて行かれた塩釜の鮨屋で呑んだ浦霞の味がが忘れ難く、

手を上げて頂こうと思ったのだが、一見の身ゆえ押さえたのであった。


カトレアプラザ伊勢佐木の口ゆすぎの意味で立ち寄った横浜の下町中華料理店でのささやかな

出来事に心が弾み、昔昔曙町辺りのスナックで呑んだことを思い出しながら、夜の寒空を、しばし

周辺を彷徨ってもみたのであった。


その後、運命のいたずらか長者町の同業の先生の事務所辺りで遭遇し、呑みにお誘いした上で、

しばらくご無沙汰の馬車道の19th倶楽部に向ったが、クローズしていたので、桜木町駅に近い

「横浜ビール驛の食卓」へと出向き、オリジナルビアを片手にと蘊蓄ある肴をつまみながら歓談の

時を得たりもした。


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2月11日が土曜日であることは自覚しつつも、建国記念日の祭日であることの自覚がない中で

横浜駅東口からみなとみらいを地区を横断して、ADRの研修場所である産業貿易センターへ

いつものように闊歩した。


10時から17時までのフルに実施されたワークショップ型研修。昼は200円になったビックマック

とコーヒー計300円で済ます。


30年前ビックマックの文字通りのビックさに驚嘆して頂いたものだが今日のビックマックはそんな

感動を与えることなく100円マックがダブルになっただけのものでしかなかった。


しっかりと利益を上げるマックの経営の内実が、世界標準価格の比較指標として使われるビックマック

からも伺えるのだった。


研修終了後、ご一緒した先生とお茶をし、イセザキモールへ、酔来軒でB級グルメ、横浜の新進起業家

が経営する「横浜ビール驛の食卓」の好感度なナビゲーター女史のおもてなしに感服。


マーケトシーズのいっぱいいっぱい詰まった建国記念日であった。