☆ハーレム日記リバイバル☆ 第165号 使っちゃうと恥ずかしいアメリカのスラング | NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

☆ハーレム日記リバイバル☆ 第165号 使っちゃうと恥ずかしいアメリカのスラング

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          第百六十五号07/20/2002

             Harlem日記

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*****使っちゃうと恥ずかしいアメリカのスラング*****

妹ナディーンの「The Dreams」で「ほら貝」という言葉が出てくる。私は家に住み込みで働いてた兄さんたちの愛読書だった週刊プレーボーイや平凡パンチに影響されてか、子供の頃は耳年増、そしてここへきて恥をかいた。

「ほら貝」を女性性器?と勘違いしてしまったのだ。

エッチな男性誌ではよく「可愛い20歳ミミちゃんのミニスカートの下は赤貝が潮を吹いてて、もーサイコー!」などと女性性器に対して貝を使った表現がある。

日本のエロい言葉には、「ほら貝」にも意味があって、締りの悪い女性性器や、風俗で働いてる女性の性器をたとえて「ほら貝」と呼んだりする。

 

日本のエロ用語にはもう書いてないのね。。。

 

 

 

どうしても真相が知りたかった私はナディーンにEメールを書いた。
「ナディーンへ、ほら貝の意味は、その1、貝そのままの意味。その2、沈黙。その3、プッシー(女性性器のこと)」

ナディーンからきた返事は「ほら貝って、小さい頃から耳にあてると海の音がするっていうでしょ。それを意味してるの」

なるほどーやっぱりそうだったかぁー恥ずかしぃー。と、やっぱり女性性器でなかったことを恥じた。

事のなりゆきをレイ(夫)に話すと、もっと恥ずかしい事実が発覚。

 

「うわぁっ!ヒロエは妹にプッシーなんて言葉を使ったの?それって、下品すぎる。罵倒する時とかにも使ったりする言葉だよ」

「でもテレビ番組セックス&ザ・シティーのサマンサだって使ってるじゃん!ハーレムの女の人たちもストリートでプッシーとか言ってたりするよ!」

「サマンサってぇーあの女は卑猥だろうが・・・。ハーレムにだって色々な人がいて下品な人もいるわけで。普通は、使っちゃーいけない言葉なの。使うならVaginaとかさぁー」

「・・・・」
 

「プッシーって、そもそも猫のことだけど、女性性器を示すスラング、でも一般の女性は使わないよ。男が男に向かって『このプッシー野郎!(腑抜け!みたいな意味)』とかって罵る時とかさ」

ってことは・・・、私は日本のスケベオヤジがよく使う「おまんこ!」といったような破廉恥な言葉を妹にメールしちゃった訳だ。

しかし英語だとVaginaってバージャイナって発音するけど、Vaginaって日本で
はヴァギナって言葉でエロな本に登場するから、かえって猥褻な感じがするんだよなぁー。

ともかくナディーンに再びメールして「語学力が乏しいから許してね」と謝った。
 

「気にしなくていいのよ。それより、レイに、そんなに怒らないでって伝えて」と返事があった。

皆さんもスラングにはくれぐれも気をつけましょう。

参考までにプッシーのほか女性性器を意味するスラングは、プッシー、カント、スナッチ、ビーバー、クーチー。中でもクーチーは黒人だけが使うスラングだとか。人種によって使われるスラングが違うのも興味深い。

作者より
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■さてさて今日のハーレム日記に登場した問題のポエム、
NJ在住のケイコちゃんに翻訳していただきました。

*****A Dream Realized*****

*****やっと気がついた夢*****

Suffered wounds from stones unturned
Coddled habits now unlearned
Answered simple riddles with a swollen tongue
Birthed a fire then smothered one

身から出たさび
甘やかされた習慣にはもう、さようなら
はれあがった舌でシンプルな難問を解き明かす
燃えるような情熱を産み落としたら、今度は舌が抑えつけられた

‘Cause each night I couldn’t sleep
I had a thousand words to say
But my writer’s block got in the way

眠れない夜はいつだって
何千もの言葉を抱えていたから
でも物書きのスランプにブロックされて

Had bills on my back and love on my mind
And slept 9 to 5 by the devil’s design
Missed sunrises and sunsets
Fucked away some nights with no regrets
Had a few chances to dance away my peace
As if it were a constructive release
Compromised myself for a man or two
Had friendships evaporate like dew

請求書がたまっていたけど、考えていたのは愛のことばかり
悪魔のたくらみで9時から5時から眠り倒して
朝焼けにも日没にもお目にかからずに
めちゃめちゃに遊びまくった夜にも後悔はしていない
踊りながら平穏な暮らしから離れてみたこともあった
まるでそれが建設的な解放であるかのように
何人かの男に妥協もした
露のように蒸発しちゃった友情もあった

Cause each night I couldn’t sleep
I had ten thousand words to say
But writer’s block got in the way

眠れない夜はいつだって
何千もの言葉を抱えていたから
でも物書きのスランプにブロックされて

Let conch tell me right from wrong
While searching for the wisdom song
Slowly marched forward and swiftly ran back
Cause fear told me to take a nap
Blamed my troubles on some colors and a cop
Then kept the door locked when opportunity finally
knocked
Hibernated for an endless winter
Woke up today and removed the splinter

善悪の判断をホラ貝にまかせて
賢者の詩(うた)を探そう
ゆっくりと前進しては、また、すぐに後ずさり
恐怖心からつい、うたた寝に落ちてしまって
自分のトラブルを肌の色や警察のせいにしたりして
やっとチャンスが訪れた時にもドアには鍵がかかったまま
終わることのない冬の間中、冬眠していた
今日、目が覚めて、刺さっていたとげを抜いた

Cause each night I couldn’t sleep
I had so much to say
But I realized my dream today

眠れない夜はいつだって
何千もの言葉を抱えていたから
でも、今日、わたしの夢に気がついた

AIが描いた日本のSFアニメに出てくるオンナノコ