☆ハーレム日記リバイバル☆ 第118号 アメリカの労働者はズサンなのだ | NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

☆ハーレム日記リバイバル☆ 第118号 アメリカの労働者はズサンなのだ

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          第百十八号09/08/2001
              Harlem日記
            
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*****アメリカの労働者はズサンなのだ*****

アメリカの労働者っていうのはズサンで頭にくることばかり。エリートはバリバリ休まずに働いてて、優秀なのかもしれないけど、それはほんの一握り。私たち一般庶民に対応する労働者って、とってもいい加減なのだ。

日本の銀行員や、公務員そして、電話会社や電気・ガスで働く人々って、どんなに優秀な労働者が揃ってるのかって日本にいると気づかなかったけど、本当に感謝すべき人々だったのね。

まず、電話会社。レイ(夫)の友人にも働いてる人がいるけど、無休で働いてるわりに、自宅にいることが多い。会社から工事の場所を知らされて、仕事は、ほどほどに終わらせ、後は自宅にてのんびりしてるそうだ。

ある日、ご近所で仲の悪いオヤジから電話会社のボスに、

「奴の車は、いつも自宅前に停まってるけど、どういうことだ?」って密告されたらしく。ボスに叱られたとか。その後の友人の一言、

「あのオヤジのせいで、今は車を自宅の前に止められないから、数ブロック離れた所に停めてるんだ」だって。働け〜! こんな奴クビにしろ〜! いくらレイの友人でも許せないぞ。

毎月、私たちがメンテナンス料払ってるのに、これだから電話の故障や工事の対応がおそいのです。とはいっても、ハーレムの電話会社の兄さんたちには素早い対応もあった。朝は9時前から来て修理を始めた。それって、朝早く来て後は休んでたりして・・・。

次に銀行、ドン(父)は一桁間違えた額を銀行引き落としされた。500ドルの引き落とし額が5000ドルだったりとかってパターン。こういうのは日常茶飯事なので、よ〜くバンク・ステートメントをチェックしないとダメ。

まぁー日本でも、たまにあるみたいだけど、アメリカほどじゃぁーないでしょう。

日本だったら優秀な人しか銀行員になれないけど、アメリカの銀行では銀行員の給料も安いらしいから、窓口の銀行業務ってステータスが低いという。

私も最近ジョイント・アカウントを作ったけど、私のカードだけ届かなかった。

銀行に電話したら、姉さんがカチカチとキーボードの音をさせカードの行方をチェックしてくれているようだった。

「あなたのカードも送ってるようです。きっと配送途中では?」という答え。ところが、私の分のカードは発行されてなかったことが発覚。

別の部署に「発行してくれ!」と連絡する羽目になった。連絡後もまだ届かない。いったいどうなっとるんや。

電気・ガスのワーカーは、事故になったら大変なので、ガス臭いとか漏電といった連絡には、とりあえず素早い対応。一度、ガス臭いので週末に電話したら、すぐに来てくれた。

ある日本人の女の子は引っ越したばかりで大家までズサンだったせいか、電気がついてなかった。しかも電気会社に連絡しても工事の人が、なかなか来ない。結局、数日間、電気のない生活を強いられ、キレて直接電気会社にクレームに行ったという。

最悪だったのは、配管や下水を工事する人が来なかった時。トイレが詰まって数日間トイレが使えず、近所の友人宅でトイレを借りて用を足すという不便なこともあった。結局、管理人の兄ちゃんが便器を外して掃除。こんなにペーパーや髪の毛が詰まってたって見せてくれた。ウxxでなくて良かった〜。

公務員ってのは、警察などなど。まぁーこれは、ニュースで取り上げられてるので私がクドクド説明することもないので省略。

日本では考えられないけど、アメリカはクレーム社会。文句を言わなけりゃ〜始まらない。だから、銀行のカードが届かなかった時も「何日に送ったの?」って一言聞くべし。と、レイにアドバイスされた。担当者の名前を確認することは必須。

電気・ガスの工事の予約には必ず、予約番号をくれるので、それをきちんと確認しておく。そして対応がおそければ、確認の電話をマメに入れるべし。で、ないと後回しにされてしまうことも多い。

とにかく、クレームの電話を入れるだけでストレスフルだけど、「これが普通だ」と思ってないと、頭に血が上って高血圧な人はヤバイ。

あぁーもっと、ましな社員教育をしてほしいものだ。