☆ハーレム日記リバイバル☆ 第98号 男選びは株式投資
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第九十八号 04/28/2001
Harlem日記
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*****男選びは株式投資*****
帰国後に、3日間はJet Lag<時差ボケ>のせいで、昼夜が逆転し「眠れぬ夜」
を夜中に西城秀樹バージョンで口ずさんでしまった。近所で盛りのついた猫も大合唱。
オフコースバージョンは日本へのホームシックでブルーになりそうなだから、景気よく秀樹「傷だらけのローラ」熱唱時代の熱い歌いっぷりで、この歌を
歌うわけである。
それでもなんでも眠れやしないぜJet Lag。
そんな時に、なんとなく帰省中久々に日本で会った友人を思い出し、日本の女性について考えていた。
私の高校時代の友人は現在、ほとんどが日本で俗にエリートと呼ばれる人と結婚し子供にも恵まれて幸せに暮らしている。
結婚前はキャリアウーマンとしてバリバリ仕事をこなし、それなりに稼いでいた。そんな彼女たちが仕事を辞めて自らの将来を賭けるべく男を選んだことは、まさに株式投資(株=男)なのだ。
絶対に揺らぐことのない安定株(男)を手に入れるか、投資のリスクは大きいけど出世して人生を賭けた分が跳ね返ってくるなんていう嬉しいハイリスク・ハイリターンな株(男)もある。
若かりし頃は狙った東大君<東京大学卒>がオタク系だったせいで、別れを告げるとストーカーされてしまった、別な意味でハイリスクな株を買いかけた友人や、
男の家系全てが医者で、父が大工だった彼女の実家とは家柄が合わないと敷居の高い結婚を乗り越えてハイリターンな株を買った友人など、安定株を手にするまでに苦労はつきもの。
せっかく手にした安定株なエリート男も、勉強ばかりでわがままに育てられている人が多く、
「子供2人抱えているのに亭主が父親になれず子供のままなので、子供が3人いる気分だわ。」と既に株を「売り」に出したいと、こぼしてる友人もいた。
対して別パターンの友人。私のウッシッシーオヤジ系、「男は金と、セックスよ」
などと口にする超現実的女が集まる友人ばかりの中に珍しく、彼女は日本的美人で華道なんぞもこなす楚々とした女性。
モテモテなせいか30際半ばを過ぎても結婚を躊躇していた。が、「とうとう結婚したよ。」と昨年末に連絡があった。
今回、会ってみたら既に大きなお腹を抱えている。
「彼ったら最初に会った時、30過ぎてるって言ったくせに、本当は20代だったの。」と若い店頭株を手に入れた様子。
「若いってったってぇー、まぁー今は苦労するかもしれないけど、真面目そうだし将来の有望株かもよ。その上、種が青いから、きっといい子が生まれるわ。」と適当な助言をする私。
外国株を買い入れたのは、友人のKと私。Kは、日本で知り合ったドイツ人
と結ばれ2児の母となり3年が経った今、夫の転勤でフランクフルトへ移住することとなる。
まさに株の動向を調査するため現地へ出向だ。家を購入したらしく「ゲストルームもあるから遊びにおいでね。」と言ってくれた。
英語ならまだしも、ドイツ語なんて喋ったこともないのにドイツに行くなんて大変そうだが、
「言葉が喋れない分パーティーなんかで、お琴なんか弾けたら場を持たせることができるかなぁーって、お琴習ってるの。」と相変わらず卒のないKであった。
私の買った外国株であるレイ(夫)は、「買い」の直後に大手IT業界の傘下となりドーンと株が上がった。
しかし、IT業界不況の昨今、300人が同社でもレイオフ<レイオフ=解雇、レイのオフ会じゃないよ>されるという事態に及んだ。
株価が暴落するのは今日か明日かと不安におののいている私。そろそろ「売り」の頃なのだろうか。
※これは、まだ結婚前のネタっすね。株(相手)がどう変わろうと、結局は、自分自身に株があってこそなのだと思う今日このごろです。