☆ハーレム日記リバイバル☆ 第88-1号 ニューヨークのカクウチ
■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■
第八十八号 02/24/2001
Harlem日記
■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■
※このくらいの頃からAll Aboutニューヨークで暮らす<閉鎖されました>という記事を書いていたのでした。
http://allabout.co.jp/family/nylife/
昨晩ご一緒させていただいた、土橋さんは、なんとAll Aboutでインテリアを担当されていらっしゃって。海外で暮らす閉鎖の話をご存知でした。
『とても飲んだくれて、エロなギャグを乱発してるオンナとは思えん。
実像を伝えとらんなー。』とライターのE師匠が語るほど(NYで暮らすガイド 溝口弘恵)の写真がOKだったらしいです。
今回は誕生日バージョンということで、文章が長すぎるので、気合を入れて読むか、気を抜くときに読んでください。
*****ニューヨークのカクウチ*****
グランドセントラルステーション改築後、地下には軽く飲める店が複数オープンしている。友人Aちゃんと居酒屋での飲み足りなさを解消するために、ここのメキシカン・レストランのバーで飲んでいた。(メキシカン・レストランは閉店)
チップスをバリバリ、フローズンマルガリータをグビグビ飲んでいる私たちの横にやってきたのは、背の高いスラリとした金髪ロングヘアの女性。
グレーのコートに身を包みナイン・ハーフの映画に出てきそうな、ニューヨークのカッコいい女性の象徴を絵に描いてメトロポリタンミュージアムに飾ったような、
彼女を一目見た男性ならアッと叫んで『右手もしくは左手の運動』のためにトイレに駆込んでしまうような、そんな素敵な女性だった。
彼女は、メキシカンのバーテンダーに「ブランデーを。」とブランデーの銘柄を問いかける。
だが、兄ちゃんは「それは、置いてないね。」と申し訳なさそうに答えた。
「だったら、スコッチを。」と再びスコッチの銘柄を告げる。そしてブランデーグラスに注がれたスコッチをストレートで軽快に飲む。
バッグから取り出したタウン情報誌TIME OUTをパラパラと、めくり読みしながら。
数分後、「いくら?」と聞く。
金を払った後に3ドルもチップを置いて、時計を見ながら立ち去った。
どうやら郊外の自宅へ帰る列車に乗るようだ。
彼女を観察していた私は「かっこいいー。」とAちゃんに、ため息をもらす。
「サクッと飲んでスマートに立ち去る、あんなカッコいいニューヨーカーに、なりたかったものだ。」と続ける。
しかし、どう考えても、私には無理だという気がする。なぜなら、日本での経験が邪魔をするからだ。
今思えば、日本に居た頃、
その1)京急川崎駅付近のワンカップ大関の自動販売機の前で、パカッとアルミの蓋をとり、一気飲み。
その2)酒屋に入るとカクウチで、温泉玉子をつまみに、焼酎お湯割を9対1で一気のみ。
その3)地元北九州の立飲みの焼き鳥屋では、ヤクザなオヤジに数杯ゴチしてもらい、大酔っ払い。
その4)競艇場で、たこ焼き片手にワンカップ大関。
と、肉体労働者的オヤジな飲み方しか、なすすべを知らないのであった。
あー素敵なニューヨーカー女性に変身したい。