税金が戻ってきたのはいいけど。。。 | NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

税金が戻ってきたのはいいけど。。。

レイは、いつも現金でしかお金を渡してくれない。今日は、税金が戻ってきた分をレイがまとめて受け取っていたので、返金してもらい、その現金を預金にいった。

 

「じゃあ、行ってくるよ。」と現金を持って銀行へ行こうとしたら、レイが、「大金を持って、一人で銀行に行くと危ないから。ボディーガードとしてついていくよ。」という。

 

「アヤも一緒だから大丈夫。」と言ったけど、「背後から金を盗まれるなんてことが、ニュースになってないだけで、いろんなところで起こってるんだよ。」と、そんなゴロツキがこのNY郊外にもいるのか?と不安にさせる一言。

 

ちなみにゴロツキって、(無職・住所不定で)人の弱点につけいる、ならずもの。って意味なのね。

さておき、

 

銀行のパーキングへ行くと、「じゃあ行っておいで。」とレイが一言。

 

「え?銀行へついてこないんだったらボディーガードの意味ないじゃん。」と、私とアヤが口をそろえる。

 

現金をマシーンに投入し、金額をレイに確認してもらい、デポジット(Deposit 預金)。

アヤが隣のマシーンでマゴマゴしている。

 

「どうしたの?そんなに大した金額を預金してるわけじゃないのに。」と私。

 

「200ドルずつしかマシーンに入れられないから。」

「イヤイヤ、そんな訳ないでしょ。」

 

と、一緒にマシーンをチェック。

 

「Depositを押して、現金を押して、200?。。。これは200枚までお札を入れていいよって書いてるよね。ちゃんと読んでください。」

 

どうやら200という表示で、安直に200ドルまでしか入れられないと思いこんでいたようだ。読み書きに英語しか使ってないやつでさえこれなんだから。。。

レイと目を見合わせて、頭をシェークした。(ついでに、SNSで使われるSMHは、"Shaking my head"の略。スラングでは「やれやれ」「呆れた」という意味がある。

アメリカの銀行には、日本の銀行みたいに、親切な案内係みたいな人がすでにいない。テラー(金融機関窓口業務)でさえ、ぶっきらぼうだったりするし。

ところで私が入金したお金は、すぐに借金返済へと消えてしまった。いつまでたっても焼け石に水状態だなぁ。

高級車に乗って豪遊できる日がくるのを夢見る日々である。とはいえ、今どきの子は、高級車にすら興味がないらしい。。。