☆ハーレム日記リバイバル☆ 第78-3号 辛口コラムシリーズ第二弾 性に関して閉鎖的なアメリカン | NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

☆ハーレム日記リバイバル☆ 第78-3号 辛口コラムシリーズ第二弾 性に関して閉鎖的なアメリカン

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           第七十八号 12/16/2000
              Harlem日記
     
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〜☆〜☆〜☆〜辛口コラムシリーズ 第二弾〜☆〜☆〜☆〜

*****性に関して閉鎖的なアメリカン*****

スポーツクラブでTIME OUT(ニューヨークのタウン情報誌)を読んでいたら、村上春樹の講演の広告が彼の写真つきで掲載されていた。「村上春樹ってアメリカ人に人気あるのかな?」と私が疑問に思っていたら・・・。

講演に行った人によると、「私は、その講演行ったけど、アメリカ人とかもたくさん来ていて、いい講演だったよ。」という話。

「村上春樹とか吉本ばななは、こっちで流行ってるけど、何故、村上春樹が受け入れられて日本では大人気の村上龍が受け入れられないのか?」という話になった。

そして「村上龍の場合は、性に対する描写が生々しいからだろう。」という結論に達したのだった。

アメリカでは翻訳本を読む読者層なんていうのは、これだけ書物が氾濫する中に、わざわざ日本の本を読もうというくらいのインテリ。

性に関してオープンなはずがないのであった。浮気なんてしたら即、離婚ってタイプだろう。

以前、レイ(夫)に、「身体にハンディーがありながらストリッパーをやってたこともある日本人女性の本が、日本でかなり売れたみたい。」という話をしていたら、

あくまでレイの偏見ではあるが、「背景がどうであれ、ストリッパーをやっていた女性の本が売れるなんて日本は変わってる。」と言っていた。

もちろん「彼女が身体にハンディーがあるのに、ここまで頑張ってきたことは評価されるべし。」というのが日本の読者の意見だろう。

ちょっと話が横道にそれるけど、アメリカの人々は逆にそうした身体のハンディーに対して、わだかまりが少ない。

車椅子に乗ってるレポーターもニューヨークのあちこちからTV中継しているくらいなので、身体にハンディがあることは、特別なことではないからである。

つまり身体にハンディーがあることは省かれ、ストリッパーをやっていた過去のある人間なのだ。

(※ちなみにレイディー・ガガもストリッパーやったことあるって噂でしたが。

当時はまだレイディー・ガガがストリッパーやってた時代だったのかも。18歳でストリッパーだったというネタの記事があるので、

2004年〜2005年あたりってことっすね。キャーこの記事を書いた後ってことだぁ〜。)

その辺は日本人の性に対する寛容さを垣間見ることができる。

そういうレイはストリッパーに偏見があるわけでもなく、友人との憩いの場がストリップ劇場だったりする。

「ストリップなんかに行ったら、即、離婚っていうジューイッシュの女性もいるのだ。」と、別の日に友人から聞いた。

まったく、どこまでも性に対して厳しい世の中があるものだと私は驚かされた。

亭主の浮気どころか妻の浮気も多い日本、私は松田聖子の涙に同情した。(※たしか聖子ちゃんが、郷ひろみと別れたころ?)

しかしアメリカンだったら激しくブーイングしてるんだろうなぁ〜。