下心があって近よってくる人もスネーク(ヘビ Snake)って言うんだ?
ようやく長い冬休みが終わって娘たちは学校へ。アヤが学校から車に一緒に乗って戻るときに、クラスでの出来事を話してくれた。
「コンピューターのクラスをとってるんだけど、そのクラスでの話。まったく知らなかったんだけど、とってもフレンドリーな女の子が隣に座ってたんだよね。初対面なのに、いきなり友達になろうねって言ってきて。一緒にランチしようとか、ボバティー飲みに行こうよなんて言ってくるわけ。」
「まー、それは普通だよね。ランチくらいしないと、相手をわかることできないしね。」と私は、ゆる〜く反応。
「ところがさ、ちょっと話しただけで、私たちって友だちだよねって言いだして。ちょっと気持ち悪いって思いはじめたの。」
「たしかに初対面で友だちって言われるのは、キモいかも。」
私の場合、何度も一緒に飲みにいって仲良くしている相手でも、友だちって呼ぶのは悪いかなーって思ってしまって、飲み友とか言ってしまう。
「あげく、冗談だって本人は言ってんだけど、『スリープオーバーしようね』とまで言いながら笑ってて。なんで初対面の相手にスリープオーバーの話までされてんのって。
これはちょっと待って。。。って思わったわけ。そういえば、前に友人がフレンドリーな女がクラスで近寄ってきて、なぜ?って思ってたら、結果、宿題の答えとか、テストの答えとか、そういう情報をもらおうってにじり寄ってきてたみたいな。」
「えぇ〜、そういうゲンキンな人っているんだね。アメリカの大学にも。
お母さんの大学時代には、女子たちが、『なぜか試験が近くなると、学校へ来る人って』呼ばれてる女子一名がいたかも。
ま〜お母さんも、真面目じゃないタイプの学生だったし、人のこと言えるような立場じゃなかったから、『へぇ〜そうなのねぇ。』って、適当にあわせてたけど。」
「友人に速攻テキストして聞いてみたら、まったく同じ女だったんだよね。このスネークめぇ〜!!!友だちのフリをして、情報をもらおうって下心あるなんて、あり得ない。」
「スネークってなに?笑えるんだけど。」
後から調べたら、スネークには、”クネクネしながら近寄ってくる嫌な奴”みたいなスラングとしての意味もあるようだ。
「たぶん、彼女には今後、あまり近寄らないって思う。」
「まぁ〜でもさ、無視することはないって思うよ。彼女から何をされたわけでもないんだから。」
「無視はしないよ。だけど、利用されないように注意したいから。あまり近くには寄らないようにするかも。」
「挨拶くらいは、ちゃんとしてね。同じクラスにいるのに意地悪するのはよくないよ。」
ってなわけで、今後の展開が気になる。きっと毎回、いろいろな情報が飛び込んでくるんだろうなぁ〜。
ちなみに、アヤは学校でハイパーな女子のグループにいて、超美人でモデルのようにスタイルのよいアフリカン、ガソリンスタンドを数店舗経営していて、超お金持ちなインド人や、ジャマイカンの女の子、ベンガル人というグループでつるんでるらしい。
家でお向かいの女の子が遊びにくると、キャーキャー黄色い声をあげて大騒ぎしているところを見ていると、学校で5人で集まってたら、ヤバいくらいの大騒ぎなのだろうと想像がつく。
「学校で目立ってるんだろうねぇ〜、あんたたち。5人もハイパーな女ばかりでキャーキャー言ってて、声がでかいだろうから。」と言うと、
「騒いで大丈夫なところでしか騒がないから。ちゃんと場所をわきまえてえるから。」
いやいや絶対に、彼女ら5人が集まってると、周りは引いてるって思う。アヤとお向かいの女の子だけでも天井がふっ飛んじゃうんじゃないかって心配するくらい、うるさいんだから。
それはそうと、ニューヨーク市立の大学へ通う女子大生、金がないと遊びにも行けないから、ちょっと可哀想。お友達とお出かけしてもレストランは高いので、ピザくらいしか、ランチも食べれない。勉強は超ハードで、いつも長時間、家へ帰ってきてからも勉強している。
パパ活なんてやってる暇もなけりゃー、港区女子みたいな女もいねぇ〜から、インスタ映えするような画像もとれないぜ。
NYでも私立の大学へ通う女子たちは親が金持ちだから、港区女子みたいな暮らししてる子もいるわけだけど。その留学生とは、中国や韓国からの留学生。ちょっとばかし高級な日本食レストランとかで出会う若い子は、中国人の学生の団体だったりする。
前回出会ったのは、音楽大学のバイオリンやチェロを演奏する中国からの留学生だった。
日本食の小料理屋さんみたいな店だけど、100ドル超えのコースしかないレストランです。