君は変わってしまった


と言った


君は


変わったのは僕だ


と言った


お互いにわからない違い


言われても気づけない違い


結婚しようの一言が言えなくて


過ぎていった日々


恋人同士でつなぐ時間


忙しく過ぎていく時間


君と僕の時間はどんどん減って


一緒にいて楽しいと思う時間も減って


どうして僕ばかりなんて卑屈になって


君はため息を吐く


何度もおきた奇跡


何度も重なった偶然


全てを失う瞬間


手放した愛


君を失うと思うと


今でも胸が苦しい


君がいなくなると思うと


胸が痛くて立てなくなる


新しい恋人が出来るなんて


思いたくもないけど


今君といることも


同じくらい苦しいんだ


幸せだったあの時間は


もう戻ってこないのかな


君に愛されてると思った時間は


とても幸せだった


僕がこんなこと考えてるなんてことにも


君は気づかないんだろうな、なんて思いながら


君への別れの言葉を考える


さようならだけは


言いたくないから

ずっとあがらない心の雨は


君を好きだという気持を消してしまう


こんなに思っているのに


こんなに苦しんでいるのに


伝わらないもどかしさを抱えて


もがき苦しむことに疲れてしまった


伝えても


伝えても


伝わっていないような


伝わってこないような


そんな時間がたくさん過ぎて


気づいた事はやっぱりひとつ


もう


終わりなんだね


君との恋の時間


昨日よりも今日の君が好きだと思っていた日々


昨日よりも今日の君を嫌いになっていく時間


つらいよなんて何度泣いたかわからなかったり


毎朝訪れる不安感に


君との将来を見たくなくなったんだ


もう


終わりなんだね


初めて知った恋の終わり


好きなままでいたかった


幸せだった日々


あのころの僕に戻れたなら


もっと君を好きでいれた


もう一度教えてほしい


心ときめくような恋の時間

まだ気づいてないけど


すぐに気づくことになるよ


もうアナタは私のこと好きになってるんだから


絶対離してあげないからね







「  恋的中率  









高校生になりました。


「僕」は めでたいと喜ぶ親の歓喜とは裏腹に新しい学校ということにだるさを感じる


一から作らなきゃいけない友達、覚えなきゃいけない名前


授業も難しくなるという何も楽しくなさそうな学校生活


無事に卒業できるのかも不安なごくごく普通のやる気のない学生だ


そして今から辛いだろうと思われる学校行事の一つ始業式だ


校長の長い話、学年一優等生の発表など眠らずに耐えれるか不安だ




始業式に向かう途中の廊下


めんどくさい気持ちを全面に出して不機嫌になりながら歩く


突然、衝撃と共に胸に何かがあたった感覚


前を注意して見ていなかったから一瞬何が起きたのかわからなかったが


目の前で座り込む女の子を見てすぐにぶつかったんだと理解した



「あ、あのごめ・・・」



謝ろうと口を開くとすぐに彼女がすごい形相で僕に向かって睨んだ


びっくりする間もなく彼女は



「私、アナタ好きじゃない、っていうかむしろ嫌い・・かな」



と言うとすくっと立ち上がりスカートの埃を叩くと


ニコっと笑った


一瞬の出来事に理解が出来ずに固まる



「っは」



しばらくして気がついた時にはもう彼女の姿はなかった


今更になって(なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ!!)と心の中で反論した


腹が立つような傷ついたような微妙な感覚に襲われて



「なんだったんだ・・」



と呟き、こんな理不尽なことがあるかと思いながらトボトボと始業式へ向かった


でもこのお陰で始業式は眠らずにすんだのは少し感謝なのだろうか・・




それからと言うもの


なんとクラスが一緒だったと言う偶然もあり僕の視線は彼女を追いかけるようになった


クラスで一番かわいい子に話しかけられても生返事だったり


初めての授業は内容を全く覚えてなかったり


僕はなにしてるんだろう・・と思ったりでついに1周間がたった


でも1週間ずっと彼女を見てきたけど、そんなに悪い子じゃなさそうだ


よく笑うし、友人もすぐにできてるし


他の男子とも仲良さそうで、あんなことを言う子には見えない


何故僕にだけ突然?という疑問が浮かぶばかり


でも嫌いと言われている以上話しかけても嫌がられるだけじゃないだろうか


なんて考えてしまって行動には移せずひたすら見ているしかできなかった



「はー・・・」



今日も何も出来なかったと溜息をつきながら初めての日直を終わらせ荷物をまとめる


もう誰もいない教室を見ていてもやっぱり彼女の席ばかりに目がいってしまう


ガラガラ・・ガン! という音と共にさっきまで閉まっていた教室の扉が勢い良く開いた


とっさに扉の方に目を向けると彼女が仁王立ちしていた



「あ・・!」

「ぁー」



思わず声を上げてしまった僕を見つけて同じように返す彼女


僕はすぐに目を逸らして何もなかったように帰り支度を進める


するとペタペタという音と共に彼女の姿が近づいてくる気がした


僕のすぐ後ろでとまった彼女は僕の肩に手を置いて


僕の耳に触れそうなくらい近い距離で彼女の唇が動く



「最近ずぅっと、私のこと見てたでしょ」



生暖かい空気が僕の耳に襲いかかったことにびっくりして思わず立ち上がり大声を上げた



「み、見てません!」



また罵声を浴びせられるんじゃないかという恐怖と


ふたりきりという状況に極度の緊張を覚える


ずっと見てたって僕は変態じゃないかという後悔と


実際彼女ばかりを見ていたことがバレバレだったと知って(やってしまった・・)と頭を抑えた


すると彼女は僕の目の前に立ち直し話しかけた



「どう?」



「・・・・・・?


 どう?ってなんですか」



僕はすぐに答えを返す


意味がわからなかったからだ


彼女はすごく満足そうに笑ったまま僕の制服のネクタイを引っ張った



「く・・っ」



首が絞められて苦しいのと同時に触れた柔らかい感覚


彼女の唇についていた薄い色のキラキラしたルージュ


僕の口にも少しだけ付いた



「え・・・!?」



世にいう接吻というものをされたことで混乱の中に置き去りにされる


何が起きているのか理解が出来ずにただただ立ち尽くす



「やっぱり私、アナタ嫌いだなぁー」



目の前で笑うその顔を見た瞬間に気づいた


なんだかずっと手の上で転がされていたかのように


もう敷かれているレールの上を歩いているように


僕は君に惹かれていく運命なんだ・・・と。

僕の中の僕


病気ではありません


でも僕の中の僕


それはいっぱいいます



親に見せる僕は


しっかりハキハキなんでもできて


母の期待に答えて


僕ほど素晴らしい子はいないと褒められる



友人に見せる僕は


ワガママで自意識過剰で命令口調


怒られるまで自分を突き通して


いつ嫌われるのかとビクビクしながら


勝手に喋り続けて気まぐれ



恋人に見せる僕は


甘えてばかりで何もできなくて


相手のことをひたすら愛しできることなら全て尽くして


常にご機嫌を伺って怒られないように努めて


相手の機嫌で一喜一憂



仕事での僕は


やる気ありますなんでも出来ますばかり言って


実際は怖がって緊張して


それを隠して優等生を見せて


いつも笑顔で評価を貰って外で自慢




一人の時の僕は


何も喋らずひたすら音楽を聞いてここに書き綴って


目を閉じると泣いてしまったり


何かを想像して挙句眠ってしまったり




僕の中の僕は


どれが本物なのかわかりません


どうして変わってしまうのか自分でもわかりません


どれにしても疲れる時が来ます


でもどれもなんだか違う僕です


統一が出来ずに迷ったり


安定しないキャラに忘れてしまったり


あの子にはどんな対応だっただろうかなんて


考えることがあったり


素直な僕はどこですか


全部嫌いな僕です


好きな僕はどこですか


作らないと生きていけない


いつからこうなったんだと


思いながら今日も同じ日を過ごしています。

きっと僕は誰かにわかって欲しかったんだ


自分でもわからない自分のことを


人の前で態度を変えたり


いい子になったフリを頑張ってみたり


偽者を作り上げたり


疲れたら泣いてしまったり


苦しいと言って飲み続ける薬を


少しだけやめてみたら


どうでもよくなった終わり


僕の人生って一体なんだったかな


まだ若いなんて言われるのは


経験が浅いと言われているようで


若いころだからこそ悩むのか


誰もを尊敬するのは自分が認められないからなのか




きっと僕は言って欲しかったんだ


「大丈夫だよ」って


欲しい言葉だけを言って甘やかして欲しかったのか


でも僕を頼って欲しかったりとか


難しいままで生きているのは


結局大変なことで


自分の頭のなかにまとまらない言葉を


誰かに言ったら


それは変な人なだけで


結局僕は自分を作り上げて


それしか出来なくて





失言をして


後悔をして


涙を流して


悔しがって


反省はするのに


次に活かせなくて


そんな自分を嫌って


繰り返し


繰り返す





人間なんて難しいものに生まれてきたことを


嫌だと思ったり


喋るのを止めて


退化していったり


頭が良くなりたいと思って


努力をしなかったり




結局はただのダメ人間だったり


僕なんていなくでもなんて思ってみたり


死ぬことを考えたり


どうして僕なんてと思ってたり


コロっと忘れてたり
















僕の人生



どうしてこんなに



変なんだろう



他人なんて知らないから



心なんて読めないから



みんなに聞きたい








あなたはずっと、幸せでしたか?


その人生を、誇れますか?


あなたの、偽者は存在しますか?

僕は僕ほど


嫌いなやつはいないと


ずっと思ってきた


「君」は僕に嫌われるためにやってきた


そんな気がした


僕のわるぐちを言って


僕のことをうざいと言って


僕の文字を汚いと言って


言葉を無視した


何度も泣いた


これはイジメだと訴えた


誰も聞いてくれなかった


君の周りにはいつだって


たくさんの人がいた


一人のほうが楽だと思った


何度も口答えをした


負けないと誓った


君は僕にわるぐちを言う


僕の机にラクガキをする


それでもいつも


僕のところに来るとき


君は独りだった






「君なんか嫌いだ


僕は君に何もしていないのに


どうして君は僕を構う


どうして君は」


















僕を嫌う?
























「馬鹿だよね


ここにいるのに


キミがキミより嫌いなヒト」




























僕は僕ほど


嫌いなやつはいないと


ずっと思ってきた


「君」は僕に嫌われたくてやってきた?


今までのこと全部


僕は


僕より嫌いなやつができた


でもそれは


とても大切な存在だった


僕は僕を否定し続けた


誰も認めてくれないのに


誰も認めてくれないから


そんな僕なんかいらないと思ったからだ


君は


僕の一番嫌いな人になった


僕は


僕より嫌いなやつができた


でも










「君を好きになるよ」









「キミはもうアタシを好きになってるよ」















僕の感情は


きっと君にすべて見られてて


僕は僕を


嫌いじゃなくなった。


あなたのことだけ考えて生きていけたらいいなって


何回も思いながら今日もまた過ぎる


「なにしたい?」なんて聞こえる声が


今日もあなたで満たされていく


なんて幸せなの、、なんて幸福を語って


迷ってばかりいた日々を消し去っていく


あなたのことだけ考えて生きていけたらいいなって


何回もいいながら今日もまた会うの


「なにがいい?」なんて聞いてる声が


今日もあなたでいっぱいになる


なんて苦しいの、、なんて切なさを語って


迷ったふりをした日々にさようならした



あなたが好きなのを何度も伝えて


それに答えを求めて


あたしの今日は幸せでしたなんて


腕枕の中で寝るの


あなたの為にできること


それだけをして生きていたい


そんなあたしは変なんて


誰が言ったってもう聞こえない


恋は盲目になるものよ


あなたに盲目になったのよ


愛してるって


またささやいて

君が見つからない


君の音が聞こえない


どうして


あんなに近くに聞こえていた


あの時の僕はもう


戻ってこない


忘れてしまったから


聞こえなくなってしまったのは


僕のせいだって


愛していた


でもそれは


覚めやすい僕の


あの一時


自分から手放したのに


今頃どうして


本当の恋だと知った。

現代が進みすぎて


追いつけなくなった


欲しいものは増えるのに


新商品は発売されるのに


ついてけない


追いつかない


なんでそんなに急いでるの?


赤信号さえも無視して


聞こえるヒールの音


ゆっくり進む僕の時計は


もう古いらしくて


まだそんなことやってるの?なんて


何度も言われて


やっぱり僕は


今 についていけない


忙しく走り回る君は


今日も何かを欲しがって


お財布と相談してる


現代を生きる君は


流行にながされて


何かを忘れていく


少し立ち止まってみるよ


君はいつ気づくかな


もうちょっとゆっくりでいいじゃない


君は君なのに





現代が進みすぎて


僕は追いつけなくなった


君はきっと立ち止まった僕をみて


遅いと怒るだろう


それでも何度も立ち止まるのは


忘れてほしくないからだ


失ってはいけない


君の時間を

まだびしょ濡れのコンクリート


もうやんでしまった雨に


降られて


髪を濡らす


さっきまであった傘は


行き場をなくして


寂しそうに揺れる


濡れた木を眺めて


歩き続ける


べたべたとした肌触りに


ぽたぽたと溢れる音





すれ違う人は傘をさして


また降りだした雨に


嫌そうな顔をして


走り去っていく


私の


心は雨


今日の天気のように


降り止まない憂鬱


いつまでも


やむことのないこの雨に


共に生きようと言った


この時間も


あの時間も


もう終わってしまったけど


あなたを待ってた


時間を忘れられないけれど


もうささなくなった傘を


濡れてしまった服を


気にしないように


また歩く