大好きな人ができました。


誰よりもわがままで、誰よりも俺様で、誰よりも自己中心的で。


誰よりも優しくて、誰よりも理解してくれて、誰よりも見捨てないでいてくれる。


ずっと、幸せな夢の中ゆらゆらゆれて愛の中包まれてきました。


右と左


交差する音の中で、自分の我儘の大きさと、自分の嫉妬の強さと、何もできないことに不安を覚えて。


大好きな人に散々な暴言を吐いて、我が侭に貫き通して泣き喚いて。


それでも彼は私を見捨てることなく、頭をなでて抱きしめてくれました。


そんな優しい人だからこそ、欠点ばかりの自分にイライラして、歯がゆくて、、


ドロドロとした感情の中、いつからか目の中には水が溢れるばかりになりました。


それでも彼はため息をつきながらも、愛してくれました。




大好きな彼は誰よりも頭がよくて、誰よりも理解が早くて、誰よりも広い心で私を包んでくれたから。


そんな彼がすばらしければすばらしいほど、自分が醜くて醜くて。


彼の理想に少しでも近づきたいと、自分の中で色々な制約を立てました。


彼は背が低いのがコンプレックスなようで、私は平均身長でヒールを履くと背が並んでしまうので。


かわいい靴を見つけてもヒールの高さで決めるようになりました。


初めて話したときに髪型はロングが好きだと言っていたので。


彼と付き合いだしてからは髪を切るのをやめて、前髪は自分で揃えて、少しでも、少しでも。




いつからか、そんな自分が当たり前になって、彼の周りの女の子が嫌いになりました。


私より背が低い子、私より笑顔がかわいい子、私より髪が長い子、私より声がかわいい子、


私より童顔な子、私より天然な子、私より、私より、私より。




きっと、彼が悪いんじゃない。


きっと、かわいい女の子が悪いんじゃない。


そんなのは誰よりもわかっていました、だからこそ、辛かったんです。


私は彼の理想系になれない、私は自分の欠点しか見えない、


私には彼を繋ぎ止めれるようなイイトコロがひとつもない。


不安で不安で、彼から女の子の名前を聞きたくなくて、彼を他の子にあげたくなくて。




完璧すぎる綺麗な彼に、貪欲で何もできない私が恋をして。


彼を手にしてもずっと、私は変われないまま、人を嫌って睨み付けて。


我儘を言って、言うことを聞かせて、ヒステリックになって、物を投げつけて。


彼の中にうずくまって、私を隠してと言った。




彼さえ居ればそれでよかった。


彼さえわかってくれればそれでよかった。


でも、それで彼は幸せ?私の幸せの為に、彼の人生を犠牲にしていいもの?


話し合いをするつもりはもう無かった。


だって彼女はきっと彼の理想系。


背が低くて、声がかわいくて、細くて、純粋で、汚れてなかった。


背が低くて、声がかっこよくて、細くて、しっかりもので、頭がいい彼と。


とても、とても、とても。。。







似合ってた。







私は身を引くべきです。


彼を幸せにしてあげるべきです。


私が、邪魔なだけです。


私がいなければきっと、きっと、きっと。





ゆらゆらゆれて。


きっと私は幸せな夢を見る。


もう一度、彼に抱きしめてもらう夢。


最後にもう一度、私だけの彼にもう一度キスをしてさよならをして。


いつまでも見捨てずに居てくれる彼に、ひどい言葉を吐いて。


私を嫌いになって?そうすれば、彼は幸せになれる。


そうすれば、あなたは幸せになれるから。











あなたを嫌いになれない。


完璧なあなたを。


だからひどい言葉を吐いて。


嫌いと言わせて。























それでも



あなたを嫌いになれないの



だってまだ、こんなにもあなたを、してる、、

君の歌声が


好きだったよ


綺麗に響くビブラート


少し高めの声が


僕の心をくすぐった


歌声を聴きたくて


一緒に歌いたくて


何度も誘ったカラオケ


楽しかった


思い出のひとつ


でも


歌ってくれとせがんで


二人で笑った


あの曲はもう二度と


もう二度と。

今日がまたはじまって


君がまたいなくなる


安心してしまう


そんな僕を見つけた


どうして


あんなに寂しかったのに


あんなに苦しかったのに


今の僕は


もう僕じゃない




今日がまたはじまって


君がまた「行ってきます」


手を振ってから


そっと扉を閉めた


どうして


溢れる涙の中に安心感


口を抑えて駆け込むトイレ


全てを出してしまうから


こんなに気持ち悪い感情が


いっぱいいっぱい制御できなくて


僕はもう僕じゃない




白いものを好むのは


きっと僕が黒いから


反対のものを望むから


君を好きになったのに


君が美しすぎて


怖くなって嫌になって


求めた自分を嫌いになって


手放したくなくてしょうがない




君は僕のものなんて


言えば言うほど君は苦しくなっていくのに


結局僕は自分のために


君をどんどん染めていく




あんなに真っ白だったのに


こんなに真っ黒になったのは


黒いインクが濃すぎたせいだ


吐き出して


気持ち悪くなって


また吐き出して


また気持ち悪くなって


繰り返し


繰り返す





今日がまたはじまって


君がまたいなくなる


寂しかった日はもうない


帰ってこなくていいと思ってしまう


君といる時間が怖くなってしまった


僕は臆病者


全てを吐き出したいのに


吐き出す勇気がなくてまた


渦巻く気持ちの中


目を閉じる


僕がいなくなればいいと


何度も何度も溢れ出す


ああ


もういえない


ごめんねも


理由も


全部


気持ち悪い

そんなこと知ってる


君が


僕のためにしてくれようとしてくれてたこと


望んでないなんて


それは嘘


ずっとそれが欲しかったって


言っていたもの


でもそんな僕はね


君に好かれようと必死な僕なんだよ


本当の僕なんて


君が思ってるほどいい子でも


君が思ってるほど綺麗でもなくてね


ただ


嫌な子なんだよ


それを言えば


離れていくとか


そういうことを思って


隠してるわけじゃないんだ


それを言えば


僕は理想の僕になれないから


君の中の理想の僕になれないから


誰かに負けてしまうのが嫌だから


ごめんねわかり難くて




そんなこと知ってるんだ


君が


僕のためにしてくれたこと


でも


僕は本当は


君が思ってるほど


いい子じゃないから


そんなこと


望んでなかったんだよ


ごめんね


完璧じゃなくて

目を見ないで


話を続けた


君との


さようならの話


僕の言葉が足りなくて


僕の気持ちが大きすぎて


僕の表現力が少なすぎて


さようならしか


いえなくなってしまった


もし


すごい研究者が僕の前にたって


何かひとつ


作ってあげるといわれたら


僕の心の中を全て


君に見せれる鏡を


作って欲しいと言うのに


そんな研究者が


いないんだ


だから


僕の知ってる唯一の言葉


君の幸せを


一番望む僕が


君に幸せを


あたえてあげられる言葉


それは僕の表現方法で


それは僕の全ての気持ちを


いっぺんに伝えられるから


別れよう



さようなら。

心の奥に


溢れる言葉を


言ってしまったら


すべて終わってしまう


そんな気がしてたまらくて


言わないように必死で泣いた


涙に全ての言葉がうずまいて


すごく苦しくなって言った


「僕は、君の自由を奪いたいわけじゃない」


きっと君にはわかってもらえない


十分全てを奪ってるといわれても


仕方ない




本当はもっと


上手な言葉あることも


上手な伝えるすべがあることも


全部全部わかってる


でも僕には


わからない表現方法だから


いつも君を束縛して


いつも君に全てを委ねる


『あなたが全てだ』という言葉を


言わせてる


そんな言葉に安心する日は


もう無いんだと


そんなこともずっと前からわかってて


こんな僕にずっと付き合って


話を聞いてくれた君に


束縛という二文字で


がんじがらめにして


そんなで笑っていいの?


そんなでほんとにいいの?


ダメだよね


いけないよね


わかってるよね


どうすればいい




自由にしてあげたい


そんなこと


誰よりも思ってる


だから


方法を教えて


教科書にも


のってなかったから


どの参考書にも


のってなかったから


「僕は、君の自由を奪いたいわけじゃない」


ただ、


それしか言えなかった


どんな言葉を返されても


それ以外に


何も言えなかった


勉強する気なんて


ないくせにね

「残念だよ」


僕にたった一言


君の言葉に


僕は泣いてしまいたくて


泣いたら負けな気がして


ただ


口をあけて


何もしらない顔をした


笑えるほど


強くはなくて


泣けるほど


いい子ではなくて


残念なのは


誰よりも


よくわかってて


「もっとわかってくれる人だと思ってた」


そんな言葉に


自分の小ささを感じる


どうしてもっと


大きくなれないんだろう


どうしてもっと


広く考えられないんだろう


どうしてこんな


自分だけの世界を作り上げて


そこにそって正しく生きてしまうんだろう


人生なんて


どう作ってもいいはずなのに


うまくいかなくて


うまくしたくて


必死になって


でも全部


黒いものに変わってしまって


こんなんじゃないと


必死で押さえ込んで


残念な子


何もできないくせに


思い込むことは人一倍で


残念な子


人と触れ合うことを望むくせに


人が来るとドアを閉める


君との関係にも


鍵をかけたくて


また笑顔を殺して


また涙を殺して


息だけしてる


君と触れ合うことを望むくせに


君なんていらないと心が言う


閉じようとする扉を


あけようとしてくれる君に


必死で取り繕って


いらないと言った


本当は


すごく欲しかった


本当は


すごく嬉しかった


ごめんなさいもいえないから


また扉を閉めた


でも


鍵はかけなかったよ


だって残念な子だもの

必死な君をみて


笑ってしまった


泣きたい場面なのに


笑ってしまった


ああ


僕は


君の人生において


障害でしかないと


気づいてしまったから


目を閉じて


笑ってしまった

が言うことは


すごくよくわかってる


君が正しいことも


よくわかりすぎてる


だからこそ僕は


自分の言うことの矛盾に


自分の言ってることの悪さに


イライラして


それを正当化しようと


必死になって


ぶつけるんだ


君がひとつ


間違えを言ってくれれば


きっとそれは笑いに変わって


僕らの関係は切れなかった


なんて君のせいにして


僕はまた正当化してる


わかってくれないのも


君が悪くて


言い方が悪くても


君のせいで


そんな関係で


このまま


ずっと


続けるなんて


無理なんでしょう


無理なんだよ


締め切った窓を


初めてあけまし


バイバイ

それはゲームのように


いつでも消せるものじゃなくて


それはアニメのように


終わりが決まってるわけでもない




「人は綺麗に死ぬために、生まれたんだよ?」


笑顔で言う君はきっと綺麗な死に方とやらをするだろう


僕は


僕は、、、


友人もいないまま


くだらない日を過ごして


同じ曲をぐるぐる回して


同じ日をぐるぐる回って


年をとっていく


きっと


綺麗に死ぬって言うのは


人それぞれで


僕はこのまま生きても


汚いままで


それならいっそ


若いうちに死ぬのが綺麗という意味なのだろうか


それとも、


長く生きて人生を綺麗に生きたと言う誇りをもつべきなのだろうか


うん


君を汚してしまう前に


去ったほうがいいんだろうな


なんて勝手に完結して


幕を閉じようとする


次に目を開けたら


そこはどこなんだろう


たまに考える


終わったあとのこと


その世界に


君はいないだろうから


少し、寂しいな


君に似た人はいるかな





考えながら目を閉じた僕に


風が纏わりつく


大きな音と痛みが襲う



目を開けたら




君にそっくりな子が


僕の手を握って泣いていたよ


そっか、



全然



綺麗じゃないね、、、