POUR HOMME -22ページ目
貴方に蝕まれていく
体の奥深くまで
答えを見失う
自分の気持ちが亡くなる
貴方が全てを奪う
それが心地よくなる
何が悪いのかすら
解らなくなる
答えを求めなくなって
答えを探さなくなって
風が吹いていることすら
息をしていることすら
覚えなくなる
全て掴まれて
全て縛られて
それが当たり前だと
それが正解だと
笑う
貴方に捕まって
全て支えている状態で
ふと消えてしまったら
きっと
この体はなくなってしまう
さっきまでここにいたのに
あなたがいなくなってしまった
ないてるわけじゃない
なきたいわけじゃない
さみしいもちがう
このきもちをひょうげんできない
さっきまでここにいたのに
あなたがみえなくなってしまった
なにもうかばない
なにもかんがえられない
くるしいもちがう
このきもちをつたえられない
めーるをおくって
でんわをかけて
いっぽうつうこう
さっきまでいっしょにねていたのに
あたしのあいはいっぽうつうこう
さようならではないのに
またねもいいたくない
さっきまでここにいたのに
めがさめたらきっと
ぬくもりだけのこしたまま
またいなくなる
その姿に見とれてしまうのは
美しいからじゃないはず
その姿に囚われてしまうのは
好きだからじゃないはず
愛してる時間が長すぎて
この先が見えなくなった
どこまで続くのかわからなくなった
その姿を忘れそうなのは
嫌いだからじゃないはず
その姿に飽きてしまったのは
愛してるからじゃないはず
未来が全部消えてなくなった
どこまでも続くのが嫌になった
嫌いなわけじゃないはず
愛してないわけじゃないはず
好きなわけでもないはず
君が笑うのが嫌になった
どうして
どうして
僕にじゃないからだ
雨が降ったら
君がはしゃぐから
僕はうるさいと怒って
それでも君は笑って
雨を指差す
部屋の中
少しだけ
懐かしくなった
過去の思い出
そう
雨を見ると
君の笑顔が浮かぶよ
たまにね
今この一秒は
もう過去の時間
後戻りできなくて
ふりむきもできなくて
どうやっても戻れない時間
そんな時間を今こうやって
少しずつなくしていって
一秒ずつ失っていって
僕はなにしてるのなんて
疑問残して
答えが見つかるのはきっと
何百秒も何億秒もたったあとで
数えたら
きっと足りない数字
君が幸せならそれでいい
そんなこと思えない自分になってた
いつからかわからないけど
本気になってた
すぐにあきらめられるなんて
そんなのただの言い訳で
ただ、怖くて
ただ、苦しくて
痛いのが嫌だっただけだ
いつからなんて
本当は知ってた
ずっと前から
君に恋してたことも
ずっと前から
君が欲しかったことも
認めないだけで
わからないふりしてただけで
本当はもうこんなに苦しくて
後戻りできなくて
思い出にもできなくて
君が幸せならいい
君を幸せにできたらいい
君を幸せにしたい
幸せになって欲しいけど
ほかの誰かじゃだめなんだ
僕が君を
笑わせたいって
そんなこと思って
次は
言葉にする
たった一言
アナタが言ったの
「お前はバカみたいに俺だけ信じてればいんだよ」
って
ナンデ
あたしこんなに
アナタのこと好きなんだろ
ナンデ
あたしこんなに
バカみたいにスキなんだろ
でも
ウン
幸せって、こういうことを言う
いつまでたっても
切れない赤い糸で
あたしを縛ってくれるアナタに
嫌いとか
いやだとか
別れるとか
言っちゃうから
ちょっとだけ馬鹿にして
ちょっとだけうざがって
でもやっぱり
切らないで
最初で最後の
アカイイト
耳鳴りがする
君の怒鳴り声が途切れたからだ
ああ、どうして
うまくいかない
この恋に説明書をください
きちんと読むから
徹夜してでも
だからもう
「別れたい」
なんて思わせないで
「ねぇ、僕が死んだら泣いてくれる?」
そう問うと
いつも返ってくる答え
「うっとおしい」
それなら本当に死んだら君はどうするだろう
少しだけ気になったから
僕は僕の人生の扉を閉めた
君は、泣いたかな
僕は、バカだな。
どうせ
離れていくのなら
どうせ
繋ぎ止めれないのなら
傷が浅いうちに
時が短いうちに
自分から手放してしまったほうが
楽だと思う
たとえもう
君以外愛せない体になっていたとしても。

