やっと完成したヒーロー


ボクらの理想がいっぱい詰まった


作り物の僕


君もあの子も彼だって


きっとボクを好きになる


嘘で塗り固められたこのヒーロー


だってそれで世界を救えるんだから


これこそみんなが求めた者だ


正体不明のヒーローに


誰だって感謝するはずさ


さぁみんなボクを呼んで?


ほら飛んでくよ


空だって海だってどこだって




「 嘘 つ き 」




え、なんで泣いちゃった?


完璧だったボクらのヒーロー


どこで踏み外してしまったの


みんなが作ってくれたたったひとつの道


理想という名の線一本


どこの誰の人生を救い出せても


救われない子がポツンとひとり


ボクへの視線を逸らさない


「嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき」


何度だっていってやると睨み続ける


それは僕という名の悪役


どうして?だって望んでた


僕だって待っていた


ヒーローという存在



そうじゃないか


僕がヒーローになってしまったら


ボクにはヒーローが来なくなってしまう


僕がヒーローになれたからって


みんなが幸せになれるわけじゃない




問題だらけのかわいそうなヒーロー


それでもまだたち続けるヒーロー


愛のため


正義のため


仁義を通して


外さない道


ボクはそう


ヒーローなんだ





ねぇヒーロー


ボクを助けて?

この世にある全ての希望と


この世にある全ての絶望と


この世にある全ての幸せと


この世にある全ての不幸と


あと、それと、えっと、あぁ


見つからない


見つからない


見つからない


全てを比べて導き出した方程式


如何すれば僕の未来は明るく光り輝く?


見つからない


見つからない


見つからない


見つけられない


どれだけの医療を持ってしても


とれだけの科学者に頼んでも


僕の人生が幸せになる確率は・・・

すべての中心重心献身的に尽くして遊ばれて


そう


その手で私を壊して愛でて愛して溶かして狂わして


快楽と不快と不満と不安と幸福と絶望


ゆらりら揺れて転がって


逃げても逃げても道は繋がる


結局はあなたの胸の中


私は逃げられない


それでもたまに反抗したくて仕方がなくなる


思い通りが嫌で仕方なくなる


もう少しで出来上がるあのショコラのように甘く溶かして


快楽に溺れるだけのリアルを怖がる


締め切られた部屋の中で


外からしか開けられない鍵を持って


ただ待ち惚け立ち尽くし目を閉じる


あなたの心音を聞きながら


乱れないことに恐怖して安心して息を止める


反発心?反抗期?倦怠期?


強く押して手放して泣いて


あなたが居ないと死んでしまうのに


あなたが怖い染まりたくない


あなたが居ないと息も止まるのに


あなたと居ても息を止めたくなる


一定のリズムで刻む心音に


委ねた身も心も


それを壊せと叫ぶ


あなたとの時間


どうして私はこう


素直でいられない


あなたを好きだからこそ


あなたを失いたい


あなたを愛してるからこそ


あなたに見せ付けたい




私はここにいる


あなたと共にある


あなたの心の中にいる


それはきっと私そのもの


その鼓動をとめて欲しい


同じ速度で動く私のソレと


同じにしてほしい


同じじゃないなら


私はもう




あなたと一緒にソレを止めたい。

はい、無事に投稿されました。


今言ってしまったこと


ちょっと


編集したいんですけど


無事に投稿されちゃうと


実は困っちゃうんですけど


あーめんどくさい


編集機能追加してくださいよ


人間もちょっとは進化してくださいよ


科学だって


機械だって


こんなにも便利に使えるようになってきてるのに


ロボットだって出来てるのに


そのうち車だって空飛ぶだろうに


なんで人間の機能は進化しないんですか


編集くらいさせてくださいよ


さっきの言葉


口走っちゃっただけなんて


それじゃ相手傷ついちゃうんですよ


消えないそうなんですよ


あーめんどくさい


なんで


こんなに


僕は進化しないんですか


僕は学ばないんですか


この機能上げてください


これはなんて失敗作


出来の悪い人間なだけですよね

頭が割れてしまいそうなくらい大音量の音楽を


耳に通して目を閉じる


真っ暗な中浮かび上がる白い文字


連なって言葉になる


苦しめば


苦しむほど


それは大きく吐き出せないほどに


連なって繋がって埋め尽くす


息をする暇も無いくらいに溢れ出す


両手で口を塞いで首を横に振る


今のは違う、溢れてしまっただけ


閉まって、早く閉まって頭の中の大きな扉


抑えておかなきゃいけない扉


鍵はとっくの昔に壊れてしまった


付け替えても付け替えても


すぐに壊してしまうほどたくさんの文字


飲み込んで


飲み込んで


苦しんで


苦しんで


助けての言葉を言おうとすると


零れ落ちてしまう別の文字


詰まって出てこない言いたい言葉


覚えたもの


それは殺意


殺してしまえばいい


こんな文字


こんな言葉


こんな感情


もう何も感じたくない


もう何も思いたくない


もう何も考えたくない


もう出てこないで


殺してしまったら


両手をとっても開かなくなった口


目を閉じても出てこなくなった言葉


あれ、


忘れてしまった


僕は




何がしたかった?

どうしてそれを欲しいと言った?


あの時の僕はどうかしてたと


それは


誰の声だろう



君はすぐに不安を持ってきて


僕に泣きつくから


嘘吐きの僕が一言ずつ


ゆっくりと話す



君に出会ってからずっと


幸せだったであろうことだけを


君を手にした今ですら


僕は満足できてないくせに


愛なんてなにかわからないくせに




本当はずっとわかってた


けれどそれは隠さなきゃいけない


ばれてしまったら君はもう


僕への興味を無くすから


無くなって欲しくないのは


愛じゃない


愛なんて


求めないで?




君は僕に求める


理想の塊


優しくて


君だけを大切に想う


かっこいいと有名な


そんな存在


自分のスキルをあげるための


ただのお飾り


そんな理想は


簡単だ


だから演じてあげる


友人の前でも


後輩の前でも


でも


君に与えてあげられない唯一のもの


本当の愛なんてわからない


そんなもの一生わかりたくもない


僕は君を愛せない



いや


僕は君を愛さない






だって


僕が欲しいものはそう


君という


ただの暇つぶし






だったのにね。

混乱してる頭の中は


心臓がどこかも把握できないくらいで


大きな音を上げて


崩れ去る理解



”なんで”


”どうして”



そんな言葉しか知らない



”待って”


”ちょっと待って”



そんな事しか言えない



”え・・待って、


    なんで?――・・・”




笑ってしまうほど


僕は哀れ


涙も出ないほど


君は馬鹿だ


いや


馬鹿なのは僕?


呆れてる?


誰が


どっちが?





きっとこの話はもう終わってしまった


繰り返される過ちは


もう消すことができないほど


君の中で膨らんだ


もう場所が無いくらい


君の心を蝕んだ


さようならと俯いた君は


もう二度と僕の目を見ることはなかった






「もう、愛せない」




もう愚痴も出ないその声は


理由も言わないその口は


僕に隙を与えない


許しを請う暇もなく


去る君の後ろ姿は


もう何もいらないと


もう何も望まないと


僕を


忘れた









あぁ、そう・・そうか


もう、終わってたんだ


もう何もしちゃいけないんだ





零れたのは


愚痴じゃない


零したのは


涙じゃない


そうだ


一言くらい


言わせてほしかった






「 言わせて欲しかった、


     僕はまだ愛してた・・・」

いやだ


僕を否定しないで


いやだよ


存在を消さないで


嫌わないで


無くさないで


いやだよ


お願いだよ


怖いよ



みんな誰でも飽きたら捨てて


次のモノに


次の物に


交換してしまって


前のモノは


忘れてしまう


僕という存在なんてもう


今日も


明日も


昨日も


一人ずつ


僕を忘れていく


僕が消えていく


それに怖れる


覚えられるのは難しいのに


忘れられるのは簡単だ





ねえ


お願い


いやだ


いやだよ


僕のこと


忘れないで


僕のこと


捨てないで




誰よりも願う強い思い


僕が思うただひとつの事


去っていく人に


もう聞こえない悲鳴を上げて


泣きじゃくる














僕を


消さないで。

誰かに愛されることは


誰かを愛することと等しく


困難なこと


また


自分を愛することも


同じように甘くはない



僕は思い耽る

どうして


あなたが好きな子はあんなにも


幸せそうな顔してます



どうして


わたしの好きな人はこんなにも


苦しそうな顔してます



どうして?


神様はこんなに意地悪なんですか




今更言えません


あなたが好きな子は解ってしまったから


あなたを失うのが怖いから


あなたはいつも彼女しか見ないから


悔しいなんて、言えません


幸せになんて、出来ません



立ち止まってしまった恋心


進むことをやめてくれない愛


こんなにも


苦しいことを


神様、あなたは知らないでしょう?


解ってなんていいません


もう今更


どうしようもないことくらい


誰よりも理解してるつもりです




どうして


もっと早くあなたに会えなかったんでしょう


どうして


わたしはあの子になれなかったんでしょう


どうして?


こんなにも怖がっているのでしょう





伝えたい想いは


もう消してしまいたいとしか思えないと


毎日報告する日々は


きっと神様にとっては


めんどくさい愚痴でしかないでしょう



ねえ


それでも聞いてくれますか


わたしのこの愛を


わたしのこの想いを









微かに聞こえた声は


聞き覚えのある声で


振り返るのを恐れた体は


固まったまま動かない




「どうして


幸せに出来ないと思うの?」




振り返れないまま


じりじりと照りつける太陽に向かって答える



『だって


わたしは、あの子になれない



だって


わたしは、あの子みたいに笑えない』



苦しい


狂ってしまうくらい


強い思い



「その程度なの?」





違う



ちがう



『違う、誰にも負けないくらいあなたを愛せる


あの子よりもずっとあなたを愛せる


けれど怖い


あなたを愛しても、あなたは幸せになれない


わたしで縛り付けることが怖い


だけど止めることができない


あなたを愛することを


止めることができません


ねえ、


神様


わたしはずっとあなたを愛していた


わたしはずっと、あなただけを見ていた


わたしは、ずっと


あなたに愛されないことを恐れてたんです


自分のことばかり考えていたんです


だからあなたを幸せにはできない


見返りばかりを求めて


手を差し伸べられなかったんです』




伝えても


言葉にしても


余計とまらなくなるのは


この涙だけでしょうか


いいえ


きっと何をしたって


とめる事なんて出来なかった


あなたを愛するこの心は


あなたを思うこの想いは


ずっと


ずっと


痛く苦しくわたしを苦しめる


泣いても


叫んでも


余計にひどくなる病気



あぁ


愛しています


誰よりも


何よりも


狂おしいほどに。



「じゃあ、手にいれればいいのに


愛、すらも。」