青い空の下で(23) ~ 検証・優生思想 | 前世の記憶を辿る Past life memories

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元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

シモーネの実母が、精神を病んだ人々を治療するための病院に

入院させられた件について、養母が彼女の身の安全を気にかける

下りがありましたが、(17)でも引用したWikipedia

ポーランド人に対するナチスの犯罪

に、以下の非道な事実が記されていました。

 

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抜粋

1939年7月、※T4作戦と呼ばれた秘密計画が策定された。

これは精神病患者を根絶することを目的としていた。

※T4作戦

ナチス・ドイツで優生学思想に基づいて行われた安楽死政策である。

1939年10月から開始され、1941年8月に中止されたが、安楽死政策

自体は継続された。

1939年9月22日、グダニスク地方のコツボロヴォにあった大きな精神

病院でこの手の一連の作戦の最初の行動がとられた。患者と共に、

副院長を含む6人の病院職員が銃殺隊によって殺された。1939年から

1944年までの期間にコツボロヴォでは2,562人の患者が殺害された。

1939年10月には同様の殺害がポズナニ近くのオフィンスカにあった

病院でも行われ、子供を含む1,000人の患者が犠牲となった。

1939年から1945年までの期間にドイツによって占領されたポーランドで

殺害された精神病患者の総数は1万6千人と見積もられており、その他に

1万人の患者が満足な食物を与えられずに栄養失調で死亡した‥後略

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20世紀初頭に研究が始まった優生学に基づいたナチスの人種政策。

このような数々の蛮行によって、優生学自体は廃れていった、という

ことですが、それでも今なおその思想は残っており、実際に事件も
起きていることを考えると(相模原障害者事件のように)、ナチス・ドイツ
だけで終わる問題でもなさそうだとも考えます。
 
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倫理学での議論
抜粋

 

初期の優生学は一般的に社会階級に強い相関があると見なされて

いた知能の因子に結び付けられた。

多くの優生学者たちは人間の社会の改善に対する類推として動物の

品種改良から着想している。

異人種間の婚姻(特に白人と有色人種について)は一般的に民族純化

の文脈において避けるべきことと考えられてきた。

当時、科学的見地からの支持を取り付けたその種の考え方は、今日の

発展した「遺伝学」においてもなお議論を引き起こす課題として存続して

いるのである。

優生学はまた血友病、ハンチントン病のような遺伝病の根絶とも深い

つながりを持ってきた。

遺伝的欠陥のような要素を根拠に、社会的に差別的に扱う問題は、

現在も存在する。

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