学業優秀、美貌も兼ね備えたシモーネの周りには
常に男子学生の取り巻き達がいた。
彼女はしかし、特定の誰かとつき合うつもりは
まったく無かったため、男子たちはやきもきしたが、
彼女はどこ吹く風といった感じだった。
が、ある日、彼女の心を一瞬で捉える学生に
出会うことになる。
彼女の興味を引いたのは、彼の服装だった。
黒の上下、同色の帽子--
それは、とある団体を象徴する制服だった。
それに気づいた生徒たちが、男子学生を遠巻き
にして眺めていたが、その制服に対して、一部の
者は不快感を抱き、別の者達は対照的な羨望の
眼差しを向けている。
--シモーネは、後者の方だった。
彼らはこの後、彼女が特定の男子の横に、彼女の
方から進んで腰かける姿を、初めて目にすること
になる。
ただし、男子へのアプローチは、まるで女王が家臣に
向き合うようなものだったが--
彼女が最初に言及したのは、腕の
腕章
についてだった・・
ランキングに参加しています

