毎度、最新情報とはとても言えない段階での発見で、情けない話になってしまっていますが、今回も
アレックス・オノルド君
のドキュメンタリー映画
が、昨年9月に公開されていたらしい?ことを全く知らず、先週NHKBSで放送されたのを見て、そこで初めて知りました・・・! しかも昨年、長編ドキュメンタリー映画部門で、アカデミー賞を取っていたなんて・・
確か、10年ほど前だと思いますが(記憶が定かでない・・)23、4もしくは25歳ぐらいだったと思う、あいまいな記憶の中の若き日のアレックスくんを、これもNHKだったか覚えがないが、ドキュメンタリーで紹介されたのを見て、衝撃を受けたことだけは、はっきりと覚えています。
現在、Youtubeで捜しても、どれだけ古くても6年前の動画しか見つけられなかったのですが--
昔見たその映像は、彼が身ひとつで絶壁を登り切る過程を、淡々と映し出していました。
それ自体衝撃だったのですが、鮮明に覚えているのは、登頂までの長い道のり(崖のリ??!)の途中、疲労を回復するのに、30センチぐらいしかない足場に、それも目も眩むような下界の拡がる方向に顔を向けて、立ったまま休んでいた姿!
そんな恐怖の?映像にも拘わらず、淡々と恐れも気負いもなく(そう感じられた)ゴールを目指す彼の姿は、好い意味での衝撃でした!?
低山登山しか経験の無い私でも、少しぐらい崖登り(2メートルほど?)の経験はあります。
それでも、登る楽しさ、登頂の達成感はよく解ります。達成感の大小は違うかもしれませんが--
今回、放送された『フリーソロ』を録画したのは先週の月曜日、それから1週間経っても何か見る気にならなかったのは、前回の感動からあまりにも時間が過ぎてしまい、同じような感動が得られないのではと、見るのをためらっていました。
・・・が、それが杞憂に過ぎなかったほど、エル・キャピタンを登り切るまでを、手に汗握り(冷や汗ですが)、脚本の無いドキュメンタリーの世界でしか味わえない感動のラストを体感させてくれました。
過去に彼を見た時もそう思ったのですが、今回改めて確信を持ちました--
フリーソロクライミングが、命の代償を伴う事が判りきっているにも拘らず、それに挑戦し続ける彼へのリスペクト、それは何ひとつ変わらない事を--