『ロード・オブ・ザ・リング』の大ファンである私は、NHKの
『精霊の守り人』も結構楽しみにしている。
今日観た映画は、ファンタジーとは無縁だが、これほど一心不乱に
観きったのは、何年ぶりだろう、と思ったほどの秀作だった。
WOWOWで放送されたのを録画しておいたものだったが--
あらすじ:
10歳のジャックは、6歳の弟と母親とベルリンで暮らしていた。
母親は子ども達を愛しながらも、恋愛に夢中になったり、
遊びに夢中になって二人を家に放っておく始末。弟の世話は
ジャックが全て行っていた。
ある事がきっかけでジャックだけが施設に預けられることになる
が、その施設でいじめを受ける。
夏休みに母親に会えるのを楽しみにしていたが、母親は
新しい男に夢中になり、施設に迎えにいく約束をすっぽかす。
放っておかれた幼い弟を連れ、母親を求めてベルリンの街
を徘徊するが……
施設の悪ガキのいじめ--そのいじめも度を越している、ジャックを騙して池に
誘い溺死寸前までにした--を切っ掛けに施設を飛び出し、着の身着のままで
家に帰るが、母には会えず・・・弟を連れて街を彷徨うが、寝るところもなく(家の
鍵を持っていないし、母はいつも不在)廃車の中で寝ては大人に追い出され殴ら
れ--生きるため弟のために食べ物を盗む・・
もし、この年で母に捨てられるという目に合ったら、保護されるイコール殺人鬼の
ような悪童が待つ施設に強制収容させられる、等といった苦難にあったら・・・
自分なら途方に暮れてしまうだろう、といろいろ考えさせられた映画だった。
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