レヴェナント:蘇りし者 ~ Heart of the film | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。


昨日、やっとレオ様の『レヴェナント』を鑑賞することができた。

初日に駆けつける予定が、諸事情からできなかったので嬉しかった。

感想は

さすが レオ様

テーマ、監督、撮影クルー等、選択が相変わらず間違ってないし、
演技そのものも、観る前から決してアカデミー賞が単なる同情賞
ではないと確信していたことも間違っていなかった。

ただ--開演前、上映も2週目に入った客席は、どちらかと言えば、
男性の数の方がかなり多いように思っていたが--
開演してすぐにその理由が判った。

はっきり言って、これは女性の鑑賞にどれだけ耐えうるだろうか、
と危惧するような映像が、始めから終わりまでほぼ一貫して続く。

特に、グリズリーに襲われる場面
--このシーンが作品の要、この後、レオ様演じる
『ヒュー・グラス』
の運命が大きく変わていく--
このシーンがあまりにリアルで凄まじく、何度も目を覆いたくなったが
その後も、何度かそんな思いを味わうことになる。
この時のレオ様の演技は、言うまでもない--凄い!のひと言!

女性の端くれである私も何度か、『うっ』とか『えっ』とか呻き声を
上げていたが--最後のクレジットタイトルが流れる頃には、感動の
あまり、しばらく席を立つことができなかった・・・

--グラスが巻き込まれた過酷な運命、復讐心、親子の愛情--
憎しみと哀しみ、様々な想いと死と隣り合わせの極寒の旅、
夫々の場面場面がジェットコースターのように迫り、せめぎ合う。

この物語は、約200年前のアメリカ開拓時代に実在した、同名の
罠漁師が体験した過酷なサバイバルの旅を描いた原作があり、
それが元になっている。
なので彼は、アメリカではかなり認知されている伝説の人物らしい。

さらに、このレオ様版ヒュー・グラス物語は、1971年に同じ原作を元に
映画化された
『Man in the Wildness』
のリメイクで、ストーリーもほぼ同じである。

ただ、監督アレハンドロ・イニャリトゥの言葉であり、この記事の
副題にもした

Heart of the film

作品に貫かれていた主題
親子愛 家族愛
は、監督の解説を聞かずとも、十分伝わってきた。
ただの冒険活劇に非ず、というところは、リメイク作品といえども、
前作との大きな違いであると思う。

未だ未婚、子もないレオ様が--
彼がインディアンと白人のハーフであるという今作品オリジナルの設定
も良かったが(インディアンについては、前世視を通して調べる過程で
その素晴らしさに触れる機会があった)
我が子の死を静かに嘆く場面には、涙を禁じ得なかった・・


映画「レヴェナント:蘇えりし者」特別映像:Themes Of The Revenant



映画「レヴェナント:蘇えりし者」特別映像:レオナルド・ディカプリオインタビュー


2016年アカデミー賞 レオナルド・ディカプリオ 主演男優賞受賞!


レオナルド・ディカプリオ 「レヴェナント:蘇えりし者」来日記者会見!