きっかけは--先頃再・再・・・?放映された
『ダブルフェイス』
2002年の香港映画 『Infernal Affairs』 をモチーフとしたドラマ。
麻薬密売組織に潜入する捜査官と警察官になりすましたスパイとの
攻防、緊迫感――先の見えない捜査から逃れられないかもしれない
と思う主人公の不安と悲哀など、緊張感の中に切なさの滲み出る
演出と映像・・!
菅野祐悟 の劇中音楽の素晴らしさもさることながら、長らくお目にかかる
事のなかった『ハードボイルド』の世界を、強烈な暴力も交え、クールに・・
クールに描いている。
何故--もっと早く観なかったのだろうと悔やまれた。
引き続き、昨年TV放映された 『MOZU』 が映画化され、その劇場公開
に合わせて、WOWOWで再編集版前後編とTVシリーズSeason1&2 が一挙
放映された。
ダブルフェイスもMOZUも、羽住英一郎(海猿他)監督が手掛けているが、
アクションシーンのハードさは、出演者達が口を揃える。
(腹部への『蹴り』は、リアルに見せるため本当に入れるとか・・)
それでも、俳優達は喜んで?演じていたらしい・・
その他、撮影スタッフの素晴らしさ等々、知れば知るほどより好きになって
しまう。
西島秀俊 の演技も、身体作り(筋肉作り?)から全て、演技に賭ける意気込み
にも感服させられるが、香川照之、新谷和彦 / 新谷宏美 役 を演じた池松壮亮等
--個人的には、海外モノ一辺倒だった自身の偏った目を開かせてくれた演技、映像
となった。
劇場版『MOZU』 は、昨日の初日に駆けつけた。
感想はいずれ書くとして--
そもそも雑踏の中で拳銃を空に向け発砲する西島の姿(撃ち方)を捉えた
宣伝映像を見て衝撃を受け、『MOZU』というドラマに惹かれた。
後に、あの拳銃は現地(フィリピン)で、ホンモノを使用したと知ったが、何故
たかが空に向けて発砲する、それだけのシーンに、武器に対して素人のはずの
役者にそんなリアル感を感じたのか自分でも理由はわからない・・
長くなりそうなので、続きは次回に・・

