前回で検証も終了となり、『選ばれた少女』 を終わらせていただきたいと思う。
Fさんの疑問--何故、占い師になったのか、前世に関連があったのか--
件に関しては、レイラの職業との関連性が伺える。占いの道に心ならずも?
進んだという事は、やはり、前世で積んだ修業が導いたように思う。
勿論、過去世の全てに占いが関係しているわけではないので、今世に一番関わり
の深い過去世がレイラの人生だったのだろう・・
ただ、前世視の途中浮上?した月や太陽に関する疑問、また、不思議な夢等に
関する謎解きについて、答えを導き出すことができなかったことは、心残りだ。
将来的に謎が解ける時が来るのか来ないのか--今時点ではわからないが、
チャンスが再び巡ってくるような事があれば、トライしたいものだ。
それにしても、今回最も不思議だったことは、私の中ではやはり、『大灯台』だ--
依頼された件とは少しずれているとも思える方向から、いやというほどクリアな
ビジョンを見せつけられた・・
--世界の七不思議のひとつといえば、あまりにも遠い過去の遺物であるため、
記録も少ない。大きく誇張されて云い伝えられていてもおかしくはないし、実際
数々の記録も、微妙に異なっている。
けれど、この前世視をきっかけに詳しく調べることになって初めて、2千年以上も
遡る文明、人々の偉大さを教えられた--この鑑定依頼が無ければその点に
気づくことなくこの先も進んでいっただろう事を考えると、
『真にこの建造物は存在したのだ、それを必ず伝えるのだ』
と言われているような(命じられているような)気がした--
前世を視る使命のようなものがあるとすれば・・・他にも大勢前世を伝える方たち
はおられ、その方々の使命も様々あると思うが、少なくとも私にとっての使命は、
時代の流れにつれて薄れ、葬り去られようとする、しかし決して忘れたり軽んじては
ならない歴史、人物、文明等を、透視することによって甦らせ、その記憶を途切れさ
せることなく大切に伝えることではないかと、勝手に解釈している。
--とはいえ、依頼される方々が最も知りたいと思う過去世と今世との関連等が
どうでもいいと思っているわけでは決してない。
過去を甦らせる件は私個人の思いであって、依頼する立場でも、私自身でもそう
だが、やはり、今世と過去世の関連を一番に知りたいので、それこそそれ以外の
件は 副産物 ということになるのだろう。
長い期間 『選ばれた少女』 にお付き合いくださり、ありがとうございました。
