故郷へ⑩ 点から線へ | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。



ーー視えた映像を調べていった結果、最初に聴こえた情報 『予科練』 を、ことごとく裏付

けることになり、また、でしか視えなかった断片的な映像が、新たな知識を得て、ひとつ

 でった。


改めて、映像を要約してみると


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15歳の一男は、予科練に志願して合格、入隊するため、海軍の軍服に身を包み、霞ヶ浦か

どこか、本州にある航空隊へ入隊するため、福岡を旅立った


しかし、中学を卒業したばかりのまだ子どもでしかない息子が、戦争に身を投じると聞いた時、

両親は、それを受け入れることができなかった。

特に母はーー彼女は、ひどく肝の据わった女性であったため、猛烈に反対した。が、どうして

も行くと言ってきかない息子に、悲しみよりも怒りの方が沸いてきてしまう・・・


出航する時、敬礼したまま母を見つめる一男の、そのなんとも言えない表情には、理解しても

らえない母に対するあきらめと、申し訳なさと・・・複雑な思いが入り混じっていた。


しかし親元を離れ、入隊してみればそんな事も忘れ、空に対する憧れーー飛行機に乗る事へ

の夢は益々膨らみ、浮かれて紙ヒコーキなど飛ばしてみたりしたのだった・・・・。


練習機 白菊ダウン



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『④ 出立』の時に書き忘れたが、一男が出航した時点で15歳だった、というのも情報として

得ていた。
ということは、彼は、満15歳以上の志願者を選抜した 甲種飛行予科練習生 であり、

入隊したのも、その制度ができた 昭和12年以降 ということになる。


教室の映像も、練習生の座学のための教室であろう。


こうして、視えた映像の辻褄が合ったことで迷いが消え、再び続きを視るための条件が揃った

私は、教室の風景で終わっていた映像の後、突然感じた母の深い悲しみの理由を探る

ことにした。


ーーあれほど腹を立てていた母親が、何故、突然の深い、大きな悲しみに襲われたのか。

そしてその理由を知った先には、さらにもうひとつの課題が提示されたのだ・・・