故郷へ⑥ 教室 | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。



白い詰襟の答えを書く前に、港の風景に続いて見えてきた映像について書こうと思う。

そして、私が視る前世の映像とは、多分、ほとんどがその人の

人生の核心部分ーーハイライトーー

であると思われることを、記憶に留めておいていただきたい。



港の景色から転じて見えてきたのは、古い木造の校舎の2階ーー校舎が木造なら机も椅子も

木造ーー学校の教室のように見えた。


教室の窓は全て開かれていて、心地よい風が入ってくるーー

その窓際の席に、一男は座っていた。



手持ち無沙汰だったのか、小さな紙ヒコーキを作り、窓の外に飛ばしている・・・





ーー間もなく、入り口の扉が勢いよく開き、先生らしき男性が入ってきた。


背が高いーー年の頃は、40才前後だろうかーー白いジャケット、ズボンもシャツも皆、白。

細く、すらりと背の高いその先生が抱えていたのは、ぶ厚い本3冊。

1冊の厚みが10センチほどもあろうかという本の束を、中央の教壇にどさっと置いた。


その置き方も無造作で、乱暴な感じーー


一見して、体型や、身長の高さから、西洋人のように見える男性は、ぎょろりと生徒を睨みつけ

た。鋭い視線を生徒に向けたまま、黒板に字を書き始めるーー


その日が、生徒と担任の初顔合わせであるにも拘らず、自己紹介も何も無いまま、いきなりの

授業が始まった・・