怖ろしい~~彼ではなくて、自分がーーー!!
1年ほど前に、例のNスペを見て関連記事を載せてしまった(すでに削除)。
記事自体は、彼の音楽に関してではなく、東北の被災地に出向いた彼と話した少女の
亡き母親について視えたものを中心に書いたが、彼が霊的な存在ではないかということ
も書き添えていた!
私は、前世やその他見えたモノに関してブログに載せているが、その見えたものに対し
て常々感じている疑問を益々、強化させてしまうような事件であった・・
ゴーストライター新垣さんーー本当にきちんと音楽を学んでおられ、さらに高い技術も持ち
合わせているーー18年間で700万(20曲)という、途方もなく低い見返り
(『HIROSHIMA』 に 200万、残り19曲均等に割って1曲約26万?!!!!)
にも拘らず真摯に取り組んだ・・・
佐村河内本人は、楽譜も読めない、音符も書けない??
素人の私でも、ある程度書けるし読めるぞ!(楽器をするので一応)
今にして思えば 全聾なのにフツーな喋り方 に違和感を覚えた記憶もあるが、
『不遇な天才』 に対して疑いを持つ事自体が、何か人の道に外れるような、そんな意識
が働いたのだろう。多分、彼を支援したりした人々も、そういった善意の意識で彼を見てい
たのではないだろうかーーその意識が冷静な判断を曇らせたかもしれない。
しかし、そんな善意の人々の心を操り、裏切る行為は、やはり同じ善意の人であろう新垣
さんの性格を象徴するような美しい旋律を地に貶める行為であり、許されるものではない。
『文春』 記事によれば、佐村河内本人は、事実を素直に認めているようなので、逃げ隠れ
しないで、堂々と表に姿を出して謝罪してほしいと思う。
また、高橋大輔選手の使用曲 『ソナチネ』 を佐村河内から贈られた義手の少女は、高橋
選手に手紙を書いたそうだ。
『ソナチネ』 が大好きなので、是非オリンピックはこの曲で演じてください・・と。
真実を知って、心が折れそうなほどのショックを受けていたにも拘らず、このような手紙を書か
せたのは、純粋にソナチネを美しいと感じていただけでなく、本当の作曲者が幼少の頃から
伴奏を何度も担当してくれていた新垣氏だと知り、より、この曲を使ってもらいたいという気持
ちが強く働いたのだろう。
私も、真実が明らかになった今、迷うことなく堂々と演じきってほしいと思う。
また、私自身に関して、自分の能力を越えるものに対して背伸びをしてはいけない、憶測で
物事を計ってはいけないという、大いなる戒めとしなければと思うに至った。
The New York Times ~ 2月6日付記事
In Japan, a Beloved Deaf Composer Appears to Be None of the Above
(日本で愛された耳の不自由な作曲家は、耳が不自由でもなければ作曲家でもなかったらしい)
は、新垣氏の記者会見の内容をほぼ忠実に伝えている。
彼にはゴーストライターが存在したこと、さらに耳が不自由だったことさえも嘘だったらしいこと。
高橋選手のことにも言及していて、才能溢れたメダル候補にとって最悪のタイミングではあるが
使用曲を変更するつもりはないこと、オリンピック前のとても重要な時期であるため、告発が
演技に影響しないことを望む、といった声明を出したことも伝えている。
2001年に 『TIME』 のインタビューを受けた時の内容
“聴覚を失ったことは、『天からの贈り物』 ” だと答え “内なる声を聴き、内なるサウンドを
信じれば、より真実に近い何かを生み出すことができる”
などと言っていたようだ。