Men's short marked by masterful performances
Posted November 16, 2013
by Jean-Christophe Berlot,
special to icenetwork
15日夜、フランス杯で、カナダのパトリック・チャン、日本の羽生結弦、
アメリカのジェイソン・ブラウンが、男子シングルショートにおいて
歴史的パフォーマンスを披露した。
彼らはそれぞれ、1、2、3位の順で演技を終え、明日のフリーに挑む。
チャンは10点以上、羽生もシーズンベストを更新している。
チャン 88.10→ 98・52 羽生 80.40→ 95.37
羽生はしかし、技術点に関してはチャンより 0.40点 上回る高得点をマークした。
チャン 52.34 羽生 52.72
ブラウンも 84.77 のシーズンベストを叩き出し、3人は揃って観客のスタンディング
オベーションを受けた。
チャンはラフマニノフのピアノ曲に乗り、4-3トゥ 3アクセル 3ルッツを、とてつもない
跳び幅で着氷させた。同時に、彼のフットワークは昨季と比べて、飛躍的に進歩し、
よりパワフルになっている。
彼は競技前、こう言っていた。
「僕はこのプログラムが好きだ。上体の動きをあまり多く取り入れてないので、腕や手を
あちこちに向けなくていい分、スローパートでの繊細な脚の動きなどに集中できるから。
曲の中に何度か訪れる 静寂 の部分もそうだ。観ている人たちが、スケーティング技術
そのものーー動きのひとつひとつをじっくり堪能できるようになっている。」
「ラフマニノフは僕にとって、とても刺激的で触発される曲だ。ノリの良いリズムは無いかも
しれないが、メロディが様々なことを表現してくれるーーそこが一番、強調したい所さ。
とにかく、演技の間中ずっと集中力が求められるし、同時に冷静にもなれる。
プログラムは去年より、格段に進化したものになっていると思うよ。」
略
※最後に IN(インタープリテーション)について 9.46 というスコアは、明らかに
議論の余地があるだろう とライターは書いている。
最終滑走の羽生は、チャンが満場総立ちの拍手を浴びた直後に登場した。
彼の持ち味である、しなやかな身体を生かした動きを惜し気なく披露ーー
4トゥ 3アクセル そして 3ルッツー3トゥ のコンボを成功させる。
使用曲 『パリの散歩道』 に乗って、そのリズムと彼の動きは、見事に調和している。
(ところでこの ぱりじぇんぬ・うぉーくうぇいず って、耳障りな響きじゃないかい?)
「今日はノーミスだった。でも、スピンやステップは、もっと上手くできるようしになければ
と思う。」羽生談
以下抜粋訳
競技前、ジェイソン・ブラウンは、パリでは無名の存在だった。しかし、2分40秒の演技を
終えた瞬間、彼はヒーローになっていた。
「パリの観客は凄い!演技を終えて、ジャッジにおじぎをして・・振り返ったら、観客の全員が
僕のサポーターになってたんだよーー!」
ブラウンは彼独特の、熱のこもった口調でそう言う。
完璧に滑りきり、スタンディングオベーションを受け、そして客席にぐるりと掲げられた
アメリカ国旗を目にしたのだ。
いやあ・・まさかパリで、ずらりと居並ぶアメリカ国旗を見ることになろうとは、誰が想像
しただろう!
以下略
