例会の仲間との出会いは、7年ほど前に遡る。が、当時の私は、大病から
回復したばかりーー続いていた補助療法による薬の副作用もあって、仕事と
治療の両立に必死で、前世がどうの、など、そんな世界にも全く縁のなかった
時代である。
ーー大病を患うことがなかったら、一生出会うこともなかっただろう仲間たち・・・
同じ病を抱えた仲間との交流は、同じ病を患った人でなければ解らない悩み
を打ち明けることができ、いたわりあう事もできた。
そして、だからこそ、病気の悩み以外の話も安心して話すことができたのだ。
ーー患った経験のない人々が気づかない 『痛点』 が存在するため、そのポイントが
解っている仲間とは、何も言わなくても通じるところがあるのだ・・・
その後、前世が突然視えるようになった事を最初に打ち明けたのも、この仲間達だった。
ーーただ、この件に関しては、信じるか信じないかの話になるので、一生懸命聞いて
くれる仲間達に申し訳ないような気持ちになるーー感謝、感謝・・!
そんな仲間のひとりから鑑定の依頼を受けたのは、2ヶ月ほど前のことだ。
当人ではなく、お嬢さんからの依頼である。
さっそく送信してもらった写真には、両脇に抱えた二人の小さなお子さんも一緒に写っていた。
メールには 『子どもたちと一緒に写っている写真しかなかったので・・』 と申し訳無さそうに
書かれていたが、後に鑑定に入ってみると、この写真の選択が偶然ではなく、
導かれて
私の元にやってきたものだと知らされることになる・・・
