白い街並みを右手後方に見ながら馬車を走らせる映像は、最初に見えたものだったが、実際には物語の後半部分であることが後にわかる。
時系列で書いていこうとすれば、まず依頼者の前世の人物像ーー
女性 であり 衣装は モーツァルトの時代 のよう。
マリー・アントワネットのようなゴージャスすぎるドレスではなく、もっと大人しい感じの。
夫はいるが、子どもはいないようだ。
20~30歳代と思われる夫婦は、衣装の色を生成りで揃えていた。
夫はとても穏やかで、明るい性格。
妻思いで、子どものいない寂しさを感じないよう、自由にさせている。
幸い妻の方も、好奇心も探究心も旺盛な女性であったため、机に向かって没頭する何かーー何か学んでいるのか・・?何をしているのかまではわからなかったーーを持っていたため、そんな事を考えたり悩んだりする暇はなかった。
夫はそれを応援し、邪魔せず見守っている・・
ーー中世で、ヨーロッパと思われる時代でーー映像を見ていて、夫婦像に関しては、現代日本に見られる姿と何ら変わりないものだな、と感じた。
この国は、雪の降る寒い季節があり、防寒コートに身を包んだ女性の姿も見える。
ーーいったいどこの国なんだろう・・?
例の如く、質問をしてみることにしたーー。



