鑑定依頼を受けるか否か、は、メッセージの内容は無論のこと、依頼者のブログを訪問させていただいたうえで判断している。
特別な何かがない限り、お断りすることはまず無いがーー苦手はあり、何人かの方には不本意ながら、お断りメールを出させてもらっている。
今回依頼されてきた方は良識もあり、ブログを見せていただいた結果からも、お断りする理由は何ひとつ見当たらなかった。
ーーただ、ご自身の前世と思われる姿を、子どもの頃から覚えておられる(視えていた)ということで、自力で前世を視ることのできる方が、何故わざわざ私に依頼をーー?と疑問に感じた。
が、ほどなくして、その一場面が見えたというだけで、それ以上は何も視えないということが真実であるとわかり、依頼を受けることにした。
ーー確かに私の知人の中にも、姿だけは見えるものの、それ以上進まない方が居られる・・
しかし始めようと思う時、これが、ちょっとプレッシャーになったーー。
依頼者自身に見えていた前世が、私にも見えてくるものだろうか・・?
ブログにその内容が少しだけ紹介されているが、
修道女
が教会で、一心に祈りを捧げているという姿だったそうだ。
私には、それに関する前世が視えてくるという保証はできなかったのでーー自分の前世でさえ何が視えてくるかわからないという実力?なので・・もし、それでは困るということであれば、辞退させていただこうと考えたが、拘らなくてもよいとの寛大なお返事を頂いたため、鑑定を始めさせていただくことにした。
ところが、見初めから暫らくの間、透視は迷走を続けることになる・・
ーー一番最初に見えたのは、黒っぽい長いマントを羽織った中世ヨーロッパらしき時代のーー女性の姿だった・・
