『ピラミッド 5000年の嘘』
という映画を、昨日WOWOWで見た。
1年ほど前に公開された作品らしいのだが、全く知らなかったーー近頃めっきり映画館から
足が遠のいている・・
思い入れ深いテオティワカンの前世があるので、ピラミッドには関心があったーー
映画は、考古学者の説を全否定するような内容ではあるものの、センセーショナルな雰囲気に
終始する創りに、うっかり引き込まれてしまった。
冷静に考えれば、よく理解できない計算方法を見せて黄金比率だのシンメトリーだの、
数字に疎い私のような人間を煙に巻こうとしたり、地域も時代もかけ離れた遺跡を、ギザの
ピラミッドと同じ遡上に乗せて語るという、無理やりな論理を展開していることに気づかな
ければいけなかったが、その時は、へえ、そうなんだ、と感心して見ていた。
ただ一点、これほど大仰に断定的に現代の考古学を否定しながら、最後に出した結論が
ピラミッドを造ったのは、エジプト人ではなく、
はるか昔に高度な文明を築き、その後滅び去った 超古代人
だった、という結論には え、え~~っ!!そ、それが結論???
と思わず、椅子から転げ落ちそうになった(比喩です)のは確か。
最初から真剣に見ていた私は、とてつもない謎の答えーー
ピラミッドの工法など、が明かされるものだと信じ切っていたので、その謎が明かされない
ばかりか、宇宙人説と何ら変わりない結論に驚いた。
ただ、映画の途中でも、この高度な技術はエジプト人ではない、と暗にほのめかされていた
ので、じゃあいったい誰が造り上げたのか、ちょっと視てみようーーという気になった。
最後の結論を知る前だったので、早く知りたいという気持ちに勝てなかったーー
ーーー見えてきたのは、映画の趣旨とは異なるものだったーー
https://www.youtube.com/user/starsands01?feature=watch