Japanese sweep possible
Four Continents Championships
February 3, 2013
By: Jackie Wong
大阪で開催される四大陸選手権。
世界王者であるパトリック・チャンは、世界選手権を控え、負担のかかる日本への遠征を
回避、欠場を決めた。
王者不在となったことにより、今シーズン、フィギュア界の推進力となってきた日本が、表
彰台を独占する可能性が一気に高まった。
予想
優勝 高橋大輔 日本
今シーズン、前世界王者にとっては浮き沈みの激しいシーズンとなった。
ーー中国杯における理解に苦しむ演技があるかと思えば、全日本選手権での、忘れ難い
ほどの素晴らしいフリーがあるーー
羽生と高橋の、国際大会における最後の直接対決はグランプリファイナルだったが、
高橋は彼を退け優勝している。高橋にとって鍵となるのは、やはりクワド・トゥだろう。
それさえ成功させれば、後はクリーンに滑りきるだけで、優勝は間違いないはずだ。
2位 羽生結弦 日本
ショートにおける2度の世界記録更新ーーそして次に狙うのは、今シーズン4度目の優勝。
高橋との対戦成績は2勝1敗(NHK杯と全日本で勝利、GPファイナルは敗北)
もし、ショートプログラムで再々再・・度のスーパー演技を見せて、とてつもないリードを
広げることができれば、四大陸選手権での初優勝を大きく手繰り寄せることができるだろう。
3位 ロス・マイナー USA
全米選手権で銀メダルに輝き、自身の4回転サルコゥが確実性を増したと思ったようだ。
しかし、だからといって四大陸選手権でメダルを獲ることは、そんなにた易い
事ではないーーしかし彼の確実性は、勝負の行方を左右する鍵となるかもしれない。
当然、大きなミスは許されない。全米選手権でのフリーで、3アクセルをシングルにして
しまうようなミスでもすれば、表彰台は遠のくだろうーーとりわけ、男子シングル界では
プログラムに4回転を3つもしくはそれ以上入れてくるという流れがある中、彼のように
2つしか予定していないスケーターにとっては、それだけで不利なのだから。
4位 無良崇人 日本
無良が国際的な注目を浴びたのは、今シーズンに入ってからのことだ。
2012年の四大陸選手権では、ショートを終えた段階で2位だったにも拘らず、最終的に
5位まで順位を下げた。しかしながら彼は、間違いなく素質に優れたジャンパーであり、
同時に実力も兼ね備えたスケーターである。
GPシリーズでの初優勝となるフランス杯で復活、全日本ではサプライズとも言える3位と
なり、ついに、日本のトップスケーターの仲間入りを果たしたことを証明するチャンス到来である。
5位 マックス・アーロン USA
6位 ケビン・レイノルズ カナダ
7位 リチャード・ドーンブッシュ USA
8位 ナン・ソン・チャン 中国
9位 デニス・テン カザフスタン
10位 ハン・ヤン 中国
※5位以下 略
